jou日記

コンテンポラリー・ダンサー、振付家JOUの日記です。。。Odorujouダンスパフォーマンス日記

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即興道場について

即興道場 Improvisation Dojo  since 2006




Odorujouプチダンス学校で、
7/10-15の6夜にわたって開催する、
「即興道場」。

これは、2年前、アサヒスクエアでの
稽古場カフェ店長任務中に、企画をしたのが始まりです。

昨日の森下スタジオでのスペシャルも含めて
実際に、参加してくださった方は、皆さん間違いなく、
その効用を実感されたことと思いますが、

体感経験のない方によっては、
全然ピンと来ない、らしいので、
今一度、言葉にして、整理してみました。

即興道場は、2006年秋に開催された稽古場カフェ(アサヒアートスクエア)
2代目店長のお役目を、岩渕貞太君と一緒にしている期間中に、Odorujou千円WSや即興ライブ,
DMJのマムシュカなど、その他いろいろな企画を誘致&発案実施した中の1つでした。

60分間、ノンストップで即興と言う時間を紡ぐ、
そこに、ビデオ映像という第3の目を入れ込む、
というコンセプトで行いました。

これまで、場所や機会を移しながら、同じコンセプトで緩やかに継続。

老若男女、沢山のダンサーやアーティストの皆さんにご参加頂いています。


*****即興道場

即興道場では、3つの機会を提供します。

1. 個々が本来持っている、潜在的な表現力、想像力を呼び起こす場
2. 60分という、大きな時間を体験する場の提供
3. 客観的、多角的な第三の目を養う場


1。個々が本来持っている潜在的な表現力、想像力を呼び起こす場


Odorujouでは、人間の誰もが、潜在能力として、表現力、想像力を持っていると考えています。これまで、WSというと、スタイルやノウハウ的なテクニックを与える教育の場、というのが一般的ですが、そうした先人の、スタイルやノウハウを習得することにより、本来持っているはずの自由な想像力や表現力を、ある一定のスタイルで均一化してしまう危険性も包有しているのです。

均一化を避けながら、つまり、ノウハウを伝えず、個々独自の方法で潜在能力を開花させるための方法としては、例えば、スキーの初心者をいきなりリフトに乗せて、山頂に連れて行く。後は、勝手に降りて来なさい、というようなことがあります。あるいは、赤ん坊がプールに投げ込まれると、自然に、必然として、浮かぶこと、泳ぐことを始めるなど。それと同じように、即興道場では、時空間でのある枠組みを与えて、有無を言わさずそこに存在させる、ということをします。


2. 60分という、大きな時間を体験する場の提供

ここには2つの問題を解決する可能性があります。

その1:自然栽培は時間がかかる。
潜在能力の開花は、60分という大きな時間の流れの中で、自然に行なわれていきます。
すぐに成果を出さなければならない、近代の教育制度の中では、自然の実りを待つ、などということは、実行困難な方法であるのが現状です。しかし、自主的に気づき、習得までの時間を悠長に待つ、といった手法は、実は、自然の摂理に叶った、効率が悪いようでいて、結果としては、本物の味を育成するためには、最も効果的な方法なのです。

例えば、人口的な照明を使って成長を早めたハウス栽培の野菜と、天然の太陽の光のモトで、自然の時間にまかせて栽培された野菜の味の違い。その違いと同様の差を、ダンス表現に転換して、想像してもらえると、わかるかと思います。

その2:小さな時間しか知らない身体
細切れの小さな時間ではなく、
60分という時間の流れを、実際に体感することにより、
身体と意識に、大量の情報が蓄積され、そこから初めて生まれるものがある、
とOdorujouでは考えています。

しかし、集客や運営上などのやむを得ない問題から、
日本では、複数の団体でのオムニバス公演や
コンクールでの小作品が、多くの人にとっての
発表の場の主体となっています。

そうした現状においては、
60分の時間を身体でつむぐ体験ができるのは、
ごくごく少数の人々、でしかありません。


ここでは、単純に、
長いからいいとか、短いから悪いとか、
という問題ではなく、

短編小説も、長編小説も、
両方を知っているのか知らないのか?
ということを考えた時、

その両方を体験することにより、
個人の持つ能力が、より豊かになるのでは。
ということです。


3. 客観的、多角的な第三の目を養う場

即興道場では、ビデオカメラという、物理的な制約を設けます。
カメラにより、映像という客観的な視点と、
カメラが創る、空間的な制約による、多角的な視点、
それらを意識しながら行なうことで、
世阿弥のいう「第三の目」的な意識を養うことができます。

また、縛りがあるからこそ、身体表現を生み出すことができる、
という人間的な傾向においても、これらの制約は、
60分という大きな時間を、紡ぐ助けとなってくれるのです。



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テーマ:ダンス - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/06/28(日) 12:14:54|
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プロフィール

odorujou

Author:odorujou
コンテンポラリーダンス作家
振付家/ダンサー
Odorujouディレクター
2009年ソウル国際振付ファスティバルにて、外国人特別賞受賞。

■ダンサー/振付家■
「長い手足、自由度の高い身体、それを繊細にもダイナミックにも動かし、半径1mの円の中で踊り続けて飽きさせない身体のボキャブラリーを持っている。なのに、いきなりマヌケなネタを平気でかます面もあり、気が抜けない」(乗越たかお著:コンテンポラリーダンス徹底ガイド)

■プロデュース■
「Odorujou」時々主宰。すなわち、わくわく心躍る企画担当。「個性ある身体」を起点に、皆さんの問題解決や目標に向けて真剣に取り組み、社会貢献を目指します。
創造的身体資源の開発と芸術文化環境の向上は、世に恩恵をもたらし、個人のより良い生活と、豊かな社会作りができるのではないか?

身体不在の現代社会において、コンテンポラリーダンスが包有する、社会にもたらすであろう様々な有益な可能性と、その価値を信じて活動中。

■芸術環境向上企画■
海外の話を聞く会
http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-category-8.html
こんなことやってみました。
Independent Artists Japan TPAM2010
http://artistsjapan.blog29.fc2.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/dancartscom

■願望
週末はひっそりとする東トーキョー暮らしを愛おしく思う。温泉&旨いものツアー希望。



■WSクラス講師■
基礎身体能力の開発や、即興(インプロ)、コミュニケーション学習、コンテンポラリーダンスなど、様々なアプローチから提案するクリエイティブなWSは、主催者側の要望に添ってオーダーメイドで作成され、語学力と柔軟な発想力にて随時対応可能。
WS対象は、ダンサーやアーティストはもちろん、ダンス未経験の老若男女、学生、子ども、日本人から外人(英語圏)まで、自分のダンスを踊りたい人、人とのコミュニケーションを楽しみたい人、、どなたでも大丈夫。

■クリエイション■
ソロパフォーマンス、コラボレーション、グループ作品の上演、振付なども随時対応。

■最近多く担うお役目
何かと何かを繋ぐ。
全体の中でバランスを取り、足りないものを提供する。
場を浄化させる。
物事を前向きに進ませ、発展させる為の介助。


■お問い合わせはこちら
OdorujouまたはJOU宛にどうぞ。
odorujou@yahoo.co.jp
http://odorujou.net

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