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jou日記

コンテンポラリー・ダンサー、振付家JOUの日記です。。。Odorujouダンスパフォーマンス日記

オイスター

フェスティバル翌日。
さすがに4時に寝た後の朝は、ゆっくり。
これまた面白かった、英語を話せない宿主のおばあちゃんに
別れを告げ、フェスティバルプロデューサーのいる家に挨拶に行く。

すると、オイスター(牡蠣)を朝ご飯に食べよう、と言って、
皆で剥き始めた。

山盛りのオイスターは、どれも身が締まっていて、新鮮で旨い。

これは、今回一番のご褒美。
非常に、満足。大満足。

帰りの出発は2時近かったので、どこにも寄らず、
パリへ直行。
9時頃パリの宿に到着。

宿に帰る前に、マクドナルドの店先で、メールチェック。
それを、宿に帰ってから読むと、どうやら緊急に
連絡しなければならない事態になっている。
夜中の2時に、再び通りへ出て、
マクドナルドの店先からメール送信。
マクドナルドの珈琲代も二人分となると
意外に出費がかさむ。
というわけで、
壁越しにwifiを拾わせて頂いています。

明日は、パリのプライベートスタジオで、
同じメンバーでパフォーマンス。
  1. 2009/05/03(日) 02:14:28|
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フェスティバル

2009.5/2
@Billiers, France

いよいよフェスティバルの始まり。
ブルターニュ地方の天気は、1日になんども晴れたり曇ったり雨が降ったりと、目まぐるしく変わるらしのだが、今日は、朝から曇りで、パフォーマンスの時だけ日が出るという、理想的なお天気だった。

パフォーマンスの場所は、劇場ではなく、住人の家の中庭。
時間は、午後から2時間ずつ区切られていて、
観客は、移動しながら春の午後の日差しを楽しんでいた。
12-14、14-16、16-18、18-20と;普通日本ではこの辺りで終わるのだろうが、
20-25?という枠にメインステージが組まれていて、それが3時4時まで続く。

14-16時の枠で「シルビアさんの家」という会場をあてがわれた我々は、
12時過ぎに家にお邪魔し、家を抜けると、広々とした中庭。
仕込みをしていると、お昼ご飯に呼ばれ、鶏肉料理と、ライス。デザートに焼きたてのクレープ。一緒にいたフランス人の演奏者は、食前酒にキール、食後にビール。ですが、我々は飲まないと言ったら、ミントシロップ水を運んで来てくれた。
これが、暖かい陽気にはとても美味しい。

パフォーマンスは30分以上遅れでのんびり始まり、
大きな木の下の芝生の上で、相方とフランス人のエレクトロ系のデュエット、
次に、サックスとジャグリングのジャグラーは、この家の息子さんなんだという。
ハンサムな上に、なかなか上手で、皆拍手喝采。
それから一人芝居とパーカッションがあって、
最後のトリで、ダンスをした。

終わった後、女の子達がわあっと寄って来て、I like your dance、とつたない英語でお礼に来る。サインを頼まれ、JOUと書いたが、フランス語では「じゅう」と読まれてしまう。ま、いっか。

その後、さらに、夕方の部門で、一緒にパリから来た、台湾女性ダンサーのチャイインさんと私のダンスに、音楽は、今回のパリからチームのボスのユーグのチェロと、このフェスティバルの創立当初から関わっているという、サックスのマキさん。フランスのこんな片田舎で、アジア度の濃いカルテットパフォーマンスが実現して、非常に面白かったし、御蔭様で、お客さんにも大好評でした。


終演後、機材のばらしに戻った相方を捜しに、別の会場へ。
ひと踊りした後は、すれ違う人がさらに微笑んでくれたり、
「ブラボー」と話しかけてくれたりするのがうれしいが、
いかんせん、フランス語、、、全くわからんです;

で、他の会場に行ったら、メーデーのデモ行進が始まった。
それまで演奏していたミュージシャンも演奏しながら行進を始める。
面白がって見ていると、
先程サインをしてあげた小さな女の子に、
プラカードを渡され、手をつながれて、
どうにも逃げられず、結局、ずっと手をつないで
プラカードを掲げて、ノリノリで、村を行進してしまった;

一回りして戻ると、そこはメインステージ。
やっと相方や仲間に合流もでき、
バーベキューのステーキとソーセージを食べ、
この地方の名物らしいそば粉のクレープを食べ、
もはやタダの村祭りと化した賑やかな会場を、
あとは、気楽に楽しむ。

クルト民族の住む土地らしく、夜には、民族音楽とダンス。
手をつないで、輪になってぐるぐる回っていた。

酔っぱらい達は、相当ヤバく、ステージに上がって
歌い出したおじさんもいた。
バンドの人たちも、びっくりしてたようだけど、
余裕で1曲好き勝手に歌わせてたところが、スゴいです。
村の近所に、精神障害者の施設もあったりして、
普通に、障害者が混在して生活している村である。

そうでなくても、ブルターニュといえば、
陽気でおもしろおかしな人が多い地方らしい。

事実、かなり面白かった。
  1. 2009/05/02(土) 02:13:44|
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村へ

朝10時に宿を出る。
トヨタの中古バンで、ブルターニュ地方の海の近くにある小さな町、ビリエでのフェスティバルに出演するためである。

高速道路を南西へひたすら走ること8時間。
本当に小さな町、というよりも、村。
何の助成も受けず、村の住人が自主的に4年前からやり始めたというこのフェスティバルでは、ビールや、手作りクレープやバーベキューを売って、その収益で賄われてるという。
今日は、メーデー、祝日ということもあり、パリからバケイションがてらお手伝いに来た。たちが、オープニングのお料理を作っていた。
鳥肉6羽を煮込んだものと、ライスとワイン。
着いてすぐに海辺へゆき、プチバケイションを満喫してから、オープニングの宴に加わる。

宿は住人の家に分散。
手作り感一杯のフェスティバルの始まりである。


MOUL STOCK Fesitival
Billiers
  1. 2009/05/01(金) 22:12:48|
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プロフィール

odorujou

Author:odorujou
コンテンポラリーダンス作家
振付家/ダンサー
Odorujouディレクター
2009年ソウル国際振付ファスティバルにて、外国人特別賞受賞。

■ダンサー/振付家■
「長い手足、自由度の高い身体、それを繊細にもダイナミックにも動かし、半径1mの円の中で踊り続けて飽きさせない身体のボキャブラリーを持っている。なのに、いきなりマヌケなネタを平気でかます面もあり、気が抜けない」(乗越たかお著:コンテンポラリーダンス徹底ガイド)

■プロデュース■
「Odorujou」時々主宰。すなわち、わくわく心躍る企画担当。「個性ある身体」を起点に、皆さんの問題解決や目標に向けて真剣に取り組み、社会貢献を目指します。
創造的身体資源の開発と芸術文化環境の向上は、世に恩恵をもたらし、個人のより良い生活と、豊かな社会作りができるのではないか?

身体不在の現代社会において、コンテンポラリーダンスが包有する、社会にもたらすであろう様々な有益な可能性と、その価値を信じて活動中。

■芸術環境向上企画■
海外の話を聞く会
http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-category-8.html
こんなことやってみました。
Independent Artists Japan TPAM2010
http://artistsjapan.blog29.fc2.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/dancartscom

■願望
週末はひっそりとする東トーキョー暮らしを愛おしく思う。温泉&旨いものツアー希望。



■WSクラス講師■
基礎身体能力の開発や、即興(インプロ)、コミュニケーション学習、コンテンポラリーダンスなど、様々なアプローチから提案するクリエイティブなWSは、主催者側の要望に添ってオーダーメイドで作成され、語学力と柔軟な発想力にて随時対応可能。
WS対象は、ダンサーやアーティストはもちろん、ダンス未経験の老若男女、学生、子ども、日本人から外人(英語圏)まで、自分のダンスを踊りたい人、人とのコミュニケーションを楽しみたい人、、どなたでも大丈夫。

■クリエイション■
ソロパフォーマンス、コラボレーション、グループ作品の上演、振付なども随時対応。

■最近多く担うお役目
何かと何かを繋ぐ。
全体の中でバランスを取り、足りないものを提供する。
場を浄化させる。
物事を前向きに進ませ、発展させる為の介助。


■お問い合わせはこちら
OdorujouまたはJOU宛にどうぞ。
odorujou@yahoo.co.jp
http://odorujou.net

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