jou日記

コンテンポラリー・ダンサー、振付家JOUの日記です。。。Odorujouダンスパフォーマンス日記

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Parisでパーティー

相方の友人夫妻がディナーにやっと招いてくれたので、パンを買って伺う。
通常の活動エリアは、観光スポットから離れた生活地区なのだが、
今日は、珍しく、凱旋門を仰いだ。お~シャンゼリゼ♪
メニューにお稲荷さんがあり、ほおばる。

ディナーに、仔犬を連れて来た人がいて、
食卓の床に、携帯トイレだというペーパーシートを敷く。
その上でオシッコするように躾られているのだと言う。
でも、結局、シートからはみ出して、
床に粗相をしていた(笑)。
このワンちゃんは、オナラもして、これが意外に臭い。
そして、何故か、靴下やスリッパの臭いが大好きなんだそうだ。
靴下くわえてぶるぶるしていた。
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  1. 2009/04/30(木) 02:11:23|
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第四回海外で活躍する日本人アーティストから海外の話を聞く会 オランダ

第4回海外で活躍する日本人アーティストから、
海外のアート環境を聞こう会 


日時:2009年4月8日(水) 18:30 open 19:00 トーク start

場所:青山子どもの城 8F 会議室801号室

遠藤暁子的視点からの、オランダダンス事情レポート

今回は、コレオグラファー、パフォーマー、ドラマトゥルグとして、現在オランダを拠点に活動している遠藤暁子氏に、ダンサーとして、あるいは作家として、契約するということ、創作活動や公演活動を支えるシステムなど、芸術支援の形態がどうなっているか、などという芸術環境を中心に、海外でのダンス生活の様子を伺いました。

ドラマトゥルグとは?:
(発祥国ドイツ語読みではドラマトゥルク)
日経ビジネス
dictionary.com
ブリタニカ
Wonderland

参加者25名
男性9名 女性16名
年代別:20代女性9名、30代男性6名女性4名、
40代男性1名女性2名、50台男性1名女性1名

職業別:学生9名、実演家(ダンサー、役者)7名、
専門職(デザイナー、写真家、建築家)3名、制作3名、評論&新聞3名

主催:Odorujou
協力:青山劇場

*********

トーク内容

1: before and after はじめの一歩
-1. 海外へ行く前の、日本でのダンス活動(ダンス歴)

1992年からダンスを始めた。大学の授業で触れ、面白かったので。1998年オランダへ行くまでの期間は、ダンスクラスを受けたり、技術的に向上するための活動が中心であり、公演に出演もした。始めて4-5年後くらいから、日本でも海外の先生のクラスを受ける機会が増え、NYへクラスを受けに行ったりもした。そうした中で、自分の表現、自分の身体でできることへの認識が生まれて来た。その後しばらくは、ダンサー同士でのコラボレーション、共同作業での作品を、小さなショーケース的な場で発表したりもした。


-2.海外へ行く事になったきっかけ

自分の周囲に海外に出て行く人が出て来たこと、欧米の先生の持つ、ダンスや作品へのアプローチの仕方への関心が高まって来たこと、などもあったが、一度,45分の作品を作った時に、時間的、空間的な面も含めた、作品リハーサルの難しさを痛感した。では、海外ではどうなのだろうと思った。その頃、友人の滞在していたロッテルダムを訪れて、クラスを受けたところ、ちょうど、ダンスアカデミーにコレオグラファー養成コースができてから2期目の募集をしていたことがわかり、期間外オーディションをその場で特別に受けさせてもらった。結果は、本選のあとでもし、人員に空きがあれば、という条件付きではあったが合格し、結局そこに入学することになった。


-3.最初のダンサー契約のこと

自分は、カンパニーダンサーとして、フルタイムの雇用契約を結んだことはない。
1999年には、より良い学校環境を求めて、アムステルダムのアカデミー(の中のSNDO= School of New Dance Development)へ移った。同じ年、ブリュッセルのP.A.R.T.S.でX-groupというプロジェクトの募集があった。アカデミーとプロフェッショナルの橋渡しをするのがその目的であった。5人の振付家と20人のダンサーが選ばれ、その中の1人であった。その機会に初めての作品を公演した。2001年には、オランダ・スプリングダンスフェスティバルでの作品上演もしたが、その時期はちょうど、フェスティバルのディレクターの移行期だったせいか、契約書という形式はとらず、そのまま上演した。ちなみにこれは中規模の国際フェスティヴァルだが、たった3人のオフィスメンバーによって運営されている。2002年に、ロッテルダムのランターレン・フェンスター劇場と、co-production契約を結んだ。これは、劇場とアーティストが協力して作品の制作と発表を行なうもので、振付家として、劇場と2つの契約を結んだ。1つは、期間中、劇場から雇われ、給料をもらえる雇用契約。もう1つは、作品を作って、上演するための劇場とのco-production契約。


-4.日本との違い、海外で始めて気づいた事など

日本でも、生活は欧米化しているせいか、初めは、あまり感じなかった。生活感としては、コンビニがないとか、その程度。ダンスに関しては、日本から海外に出ることで初めて、「ダンサーは労働者としてみなされている」という認識に触れた。これは、最初の学校で特に感じたことである。学校によって、ダンサーの社会の中での位置づけや役割の認識は異なると思う。
クリエイションの現場では、リハーサルの過程で、言語や文化の違いをこえて作業するということは、情緒的な共同体として作業することとは異なると感じた。
振付家は、アイディアを持って来る。それを伝えること、作品をどういうプロセスで作るのか、どういう技術を用いるのか、クリエーションに使える時間の中で、どのくらいの割合をダンサーとの作業に当てるか、などということを考えて行かなければならない。
自分としては、日本から来て、作品を作ることは、相対的な問題であると思う。ダンス・シーンには総じて外国人が多い。ヨーロッパへ来てまで、なぜ作品を作るのか?ということは考えざるを得ないし、単なるオリエンタリズムや文化の違いという要素のみに終始することなく作るということをしたい。

*************
2: Living and working あちらの暮らし
-5.カンパニーダンサーの生活(1日、1週間、1ヶ月、1年の大体の様子)

カンパニーダンサーとしてレギュラーで活動していないので、プロジェクトベースで、生活は変わっていく。リハーサルのある期間中が、一番規則正しいと思う。朝から6-7時間リハーサルをするという日々になるので。

1年で考えると、プロジェクトを自分で考えて、リサーチをして、サポート先を探して、アポイントを取り、話をしに行く、という準備段階に半年くらい費やすことになる。サポート先が決まったら、予算が足りない分があれば、助成金を申請する。それらの準備をやりつつ、身体のトレーニングも行なわなければならないし、1年半前から子どもも持っているので、育児もある。
公演の期間は、本番前1週間は昼夜捧げるような感じになるし、本番後も事後報告や事後処理、今後につなげるための資料作りなどに追われることになる。

Q:助成金の締め切りというのは、通年で決まっているのか?
日本では、大体提出期限は決まっていて、提出前は、制作プロデューサーが受験生のような状態になるらしいが、オランダではどうか?

A:例えば全国規模の助成金の場合、年に3回助成金委員会が開かれる。その日から数えて13週間前までに申請しなければならにない。こちらも、提出前は受験生の様な状態になると言える。

-6.カンパニーダンサーに求められること

個人の資質によって違うと思うが、コレオグラファーとしての経験から大切だと思うのは、創作過程などの状況の中で、起こっていることに対して、距離を持つこと。うまく行かないことを、自己評価につなげたり、感情面に持ち込まないこと。
自分は、リハーサルの時は、振付家として、平常心を保ち、特別に頑張らないように、努めている。何かを見ながら、それをすぐに評価しない。見たものを吟味し、どれだけ対話できるか、が大事だと思っている。クリエイションの中で出て来るものは非常にはかないことが多く、そうした大事な瞬間をそのまま再現することは困難であるし、不十分である。振付を、表面の動きや形として、与えるのではなく、その場で起こることに対して、仕事をして行きたいので。

Q:言葉は何を使っているか?

A:外国人の多い業界なので、英語。助成金申請についてはオランダ語。劇場との関係では、英語。ただ、現地のテクニカルスタッフらとは、彼らの言葉であるオランダ語の方が伝わりやすいと思う。

Q:オランダの助成団体はどういうものが多いのか?

A:個人の活動としては、劇場、もしくはワークプレイスと呼ばれる場所に、まず、プロジェクトを提案することが多い。ワークプレイスというのは、劇場の縮小版のような場所で、プロデュースはしないが、創作活動の場所を提供する。これは、リハーサルの場所、ということだけでなく、個人として、いわば自営業のような形態で活動を行う時に、公的な母体がある方が、都合が良い、ということもあり、こうした支援を受けることの意味は大きい。

Q:助成金の中身というのは、主に何に対しての支援なのか?

A:公演を成立させるために必要な諸費用 ― リハーサル、制作、PR、そして上演のためにかかる費用 -およびアーティストの給料であることが多い。

Q:向こうでの学費,生活費、IDはどのようにしていたのか?

A:最初の1年の学費と生活費は貯金で持って行った。2年目は学校に相談して、政府系のNufficという組織からの奨学金を受けることができた。そのためには、高校,大学の成績証明書など書類手続きが必要で、締め切りも間近だったので必死で集めた。また、P.A.R.T.S.やDasartsといった学校は、学校が公的機関の援助を受けて奨学金を出しており、それを受けると、最低限暮らせるだけのものはもらえる。
IDに関しては、学生の間は、学生ビザを毎年更新した。卒業後は、保険にも入れず、大変不自由をしたが、幸い、パートナーがオランダ人であったので、早い時期に、滞在許可申請ができたのはラッキーだったと思っている。それでも、当時のオランダは移民政策の過渡期で、申請先であった外国人警察のミスもあり、滞在許可が下りるまでに3年半もかかった。そのため国選弁護士を通じ、移民局に対して滞在の権利を主張することになり、大変だった。

遠藤:契約に関する補足。
プロジェクトベースのカンパニー契約について
自分の経験では、ベルギーのカンパニーとプロジェクトベースの契約を結んだことがある。カンパニーは、プロジェクト毎にダンサーと契約を結び、活動している、振付家1人のみのカンパニーで、ここに、フリーランスダンサーとして契約した。契約内容は、まず、給料(このカンパニーの場合は日給)、そして、怪我の場合の保険保証の問題。加えて、アーティスティックな内容について、だった。これは、カンパニーや振付家によって異なるが、その時は、「作品に用いられているオリジナルの内容を尊重する」というような内容であった。おそらく、プロジェクトの、オリジナルアイディアやその他について、後で、良識の範囲内で、使わないでくれ、という意味ではないかと自分は理解した。その他、カンパニーあるいは振付家とダンサーの間で葛藤があリ、当事者間では解決できない場合に、法廷が仲裁にあたるものと記載されていた。


**************

3: system information (education, creation, presentation)あちらの仕組み

-7.劇場のシステムークリエイション環境(場所、支援形態)

100%自分だけで(制作も含めて)クリエイションするアーティストには会ったことがない。
ワークプレイスという場所は、プロダクションハウスに似たシステムを持ち、芸術監督、経理、PR、テクニカルスタッフがチームとなって運営されており、リサーチや作品づくりのサポートをする。ロッテルダムに1つ、アムステルダムに3つくらい、ベルギーにもある。
ロッテルダムのワークプレイス(Dansateliers)はリハーサルスタジオがシンプルなシアターの機能も兼ねており、中のスペースは7×17mくらい。
支援の内容はリハーサルや上演のためのスタジオ、予算、芸術面および制作面に関わるアドバイス、PR、ワークプレイスの持つネットワークの利用など。。
場所は、主にクリエイションの場所の提供をする。そして、例えば、5週間支援する、ということが決まると、その間の場所の提供に加え、5週間の雇用契約を結び、そのクリエイション期間中、給料をもらうことができる、という経済的支援もある。

これは、ワークプレイスの運営が、国と市の教育費からの補助でまかなわれているからできることでもある。
完成作品の上演前後に、劇場へコンタクトしたい場合にも、ルートを通じてくれることもある。

基本的には、素晴らしい作品を、すぐに作る、ということではなく、アーティストを育てるためにそのプロセスをサポートする、という考え方があると思う。

そうした支援の審査については、芸術監督を含めたワークプレイスの運営メンバーの他に、助言を行う委員会が、何人かの人々で形成されている。メンバーはいろいろだが、実演家であったり、劇場のキュレーターや批評家・研究者等が関係していることも多い。

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JOU的補足説明:
今回、初めての、カンパニーダンサーとしての活動ではなく、自営業的に個人活動している遠藤さんのお話でした。通常、この項目では、カンパニーダンサーとして雇われた時のことが前提となっての質問なのですが、今回は、質問の内容と答えが一致していない部分も多くあります。それでも、日本と違って、劇場に、「期間中雇用される」という概念など、新鮮な発見がありました。

**********
Q:ドラマトゥルグについて

A:ドラマトゥルギーは、ヨーロッパではもともと演劇の場で用いられてきた方法論。
クリエイションの現場を外側から客観的に見て、作品づくりが進む中で作家が行う様々な選択の動機を明らかにする手助けをするのが、ドラマトゥルグだと理解している。芸術史の知識を持つことも多い。ドラマトゥルグから受ける質問に答えることで、作家は作品を深めてゆく。

ヨーロッパの前衛的なダンス作品の場合、ドラマトゥルグの役割は少し異なるように思う。作品が問いの提示そして解決に向かうというよりは、作品そのものが、観客が自ら答えを探さねばならない問いとなっているように感じる。ある人に、『ダンスは、傷を癒すのではなく、傷を開くのである』(Dance does not heal the wound but opens it.)と言われたことがある。

ドラマトゥルグと振付家との関係は、個々や団体によって違う。
ドラマトゥルグとの共同作業の成功例としては、エミーオ・グレコ(Emio Greco)という振付家がドラマトゥルグとチームを組み、緊密な共同作業を始めてから、作品が明確になったと評価されている。

Q:トゥルグの存在は、日本でいえば、監修とかアドバイザーということか?日本でも、振付の過程で、評論家や、師匠、先輩に見てもらうことがあるらしいが、それとどう違うのか?

A:単なるアドバイスよりも踏み込んで作品づくりのプロセスに参加し、作家の作品に対する動機を把握したうえで、数々の選択に際しその一貫性を問う。また、契約して報酬を受ける存在でもありうる。」
契約は、個々で異なるが、雇用というと、フルタイムで働く義務のある形態を指すが、そうではなく、例えば日給や時給、あるいはオールインワンの金額を定め、作品完成までに何度かリハーサルに立ち会うという契約を結ぶという形態も多い。作家との出会いは、例えば、他の人の作品を見て、良かったら、その作品のドラマトゥルグをしていた人に頼む、というようなこともある。

自分が3年前に上演した「Mirage」という作品では、最初のアイデアの中の一つとしてポーズをする、というものがあった。リハーサルを見たドラマトゥルグの友人が、そのアイデア一つのみを発展させ深めるべきであると、アドバイスした。
その時のアドバイスは、プロセスに対するアドバイスであり、作品の結果や具体的な演出プランではなかった。

Q:トゥルグには、どんな人達がいるのか?

A:実演家からドラマトゥルグになった人もいるし、文学や社会学、パフォーミングアーツの勉強をして来た人がなる場合、ジャーナリストがなる場合もある。

ただし、ドラマトゥルギーと批評は、違うものである、という認識は定着していると思う。通常、批評家はクリエイションには参加しないものであるので、ジャーナリストがドラマトゥルグとなる場合には、批評をしている立場と、分けて考える必要がある。

Q:ご自身も、トゥルグの経験があると書いてあるが、その時はどうだったのか?
フィンランドのプロジェクトに参加した時に、トゥルグの役回りをした。コレクティブという、カンパニーではない、ゆるい集団のプロジェクトによるもので、初めは、自分の立場が決まっておらず、ダンサーの1人として集められたが、年齢的にも一番上だったこともあり、結果的に、トゥルグという立場で関わりたいと、自ら申し出た。プロジェクトのコアメンバーには、これまでプロフェッショナルのダンサーとして活動してきたが自作公演は始めてという人もおり、自分の仕事としては、アーティストたちが「言っていることと、リハーサルでやっていることをどれだけ一致させるか」というプロセス上のアドバイスをし、本番はダンサーに任せた。自分のアドバイスにより、プロセスはクリアになったので、やりがいのある仕事ではあった。ただ、最初からそのようにしていれば、プロセスが定着するまでの葛藤は避けられた、という思いはある。

*****************
JOU的補足説明:
少し、脇道にそれましたが、これも、日本では馴染みのない「ドラマトゥルギー」という役割の存在についての話がありました。
ドラマトゥルグの投げかける、質問や疑問によって、作品を作る過程で、思考の整理や意識の覚醒が行なわれた時に、作品もより深みや強度を増す、ということになるのでしょうし、それが起こりうるかどうか? ということについては、個々のプロジェクトでの作家と、トゥルグとの関係性、などにも寄るのでしょう。いずれにしても、興味深い話でした。

**********
遠藤:劇場のサポート
ワークプレイスのサポートで、話が止まってしまったので、劇場がサポートする場合についても補足したい。
劇場からの支援には3種類ある。

1。ワークプレイス的に、つまり制作は行わず、場所のみの支援。これには、本番前1週間は劇場が使えるなども含まれるが、発表の場が中心となる。
技術とPRは基本的に劇場側が提供する。
入場料の分け前をアーティストと劇場で分担する。アーティスト7、劇場3、など。

2。劇場にプロダクションハウスがある支援や、フェスティバルがプロダクションをする場合
まず、予算がある。給料、芸術面の製作費、技術、PR、また、プロダクション予算の運営等、財政面でのサポート、契約など。これに、プレミア以降のツアーの面倒を見る場合と、見ない場合が加わる。

3。発表の場としての劇場
この場合は、上演料、アーティストフィーなどが、契約により支払われる。

アムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、アーネム、ティルブルグなどダンスアカデミーのある大都市の場合、こうした支援枠を持つ劇場が存在する。


Q:劇場の数はいくつくらいあるか?

A:例えばアムステルダムでは、オペラハウスがあり、市立劇場があり、また、プロダクションハウスを持つ中規模の劇場が2~3あり、ワークプレイス的なところも2~3ある。もっと小さな劇場もある。ロッテルダムではミュージカルシアター1、市立劇場1、中規模劇場1、ワークプレイス1。
 また、支援や助成金の具体的な枠組みは、プロダクションハウスやワークプレイスが決めていて、それぞれ異なる。

Q:アマチュアとプロフェッショナルの違いは何か

A:その仕事に、専従するかしないか、だと思う。
アマチュアとプロの芸術面による線引きはできないと思っている。
助成金委員会の委員はいろいろな作品を見て支援をするか否かの判断をしているように思う。委員にはプロデューサー、批評家、キュレーター、アーティスト、教師、などがおり、年代も30代の人もいる。
もちろん、フリーランスの場合は、他の仕事もせざるをない状況は出て来る。


-8.公演の支援環境(ツアーのこと、カンパニー運営環境など)

PRやマネージメント体勢の整ったカンパニーは別だが、個人のアーティストは、最終的な発表先がすでに決まった状態でクリエイションすることが多い。
オランダのTheatre Institute(劇場協会)のプログラムの一環として、パッケージになったツアープログラムがあり、選ばれたアーティストはツアーを行うことができるというのもある。
劇場のproductionまたはco-productionを受ける場合、ツアーの斡旋をしてくれる劇場と、しない劇場がある。また、国内の他劇場とのつながりが強い劇場と、海外にパートナーを持つ劇場とがある。

演劇では、インプレサリオと呼ばれる個人のプロデューサーがおり、独自のネットワークを持つ。収入の何割かを渡して、オーガナイズしてもらう仕組みがある。


****************
JOU的補足説明
アマチュアとプロフェッショナルの違い。
非常に悩ましい問題です。日本では、プロのダンスの先生は沢山存在しますが、プロの振付家やダンサーは、エンターテイメントや、イベント、など、商業的に確実にギャランティが発生する世界では、プロとして存在しますが、芸術的作品舞台においては、実は、線引きは難しいというのが日本の現状だと思っています。
というのも、芸術的舞台を、興行収入だけでまかなうことは、その性質と、観客動員の現状からみて無理です。そうなると、行政の予算で支援してもらわなければ、活動は不可能なのですが、残念ながら、予算がそのように流れていないからです。
多くの日本の助成金の予算には、クリエイションをする人が、その仕事に専従できるだけの予算が認められておらず、ボランティアベースのプロジェクト支援や、赤字補填としての支援ということが、大前提として設定されていることがほとんどのように見受けられます。

「社会教育や、福祉、環境整備などと同様に、芸術支援が町や国にとって何故、必要なのか?」 ということを、きちんと納得のいく言葉にできる人が、出て来ることを、切に願いますし、モノを作る自分達も、問い続けていくべきではないか?と思いました。


************
-9.ダンス教育の環境あるいはシステム

まず、1年、ロッテルダム・ダンスアカデミーという学校に行った。振付(コリオゴラフ)の2年間コースだったが、2年目に、アムステルダムの芸術アカデミーにあるSchool of New Dance development(SNDO)というコースへ転校した。ダンスアーティストを養成するコースだった。そこの4ヶ月目に、ベルギーのパーツ(P.A.R.T.S.)のプロジェクトX-groupのオーディションに受かり、さらに移動した。

パーツの面白さは、技術的教育において、スタイルの伝授が主眼ではないという点。コンテンポラリーテクニックや、バレエ、ボディコンディショニングなどの授業があるが、動きを形として伝えない傾向があると思った。自分の骨格や呼吸をどのように用いるか、音楽と関わるか、生理的身体的機能と動きの関わりや精神的なプロセスと身体的プロセスの関わりなどを幅広く、批評的に教える学校だった。
午後は、ダンスや理論のワークショップクラスそしてリハーサルだった。その時々で、パーツを取り巻くベテランのアーティストや理論家が訪れて授業するが、ゲスト講師にの人材に幅があり、彼らとの対話の中でクリエイションを行う中で、自分の興味を見つけ、認識していった。そこで、自分の興味は、ダンスの枠外へはみ出すものである、と気づき、それがアムステルダムのダスアーツ(Dasarts)というパフォーミングアーツ系の学校を受験する動機となった。。


Dasartsは、前衛パフォーマンスアートの研究と実践を行う学校である。現在はアムステルダム芸術アカデミーの中の修士課程となった。映画、演劇、舞台美術、音楽、など、様々な分野のアーティストががパフォーマンスアートの手法を学び、形態・内容ともに新しい作品づくりを目指して参加している。
学校外では自分のプロダクションを行なっていた。

2種類のダンス教育:
自分が教育を受けた段階では、オランダのダンス教育は職業ダンサーの養成と、アーティスト(作家)の養成と、学校によりそれぞれ目標が異なると感じた。
アムステルダムのアカデミーにある、SNDO(スクール・オブ・ニュー・ダンス・デベロップメント)では、後に、モダンダンスと振付家の修士課程が分かれて開設された。
アーネムという町の芸術アカデミーであるArtEzの中のダンスコースでも、アカデミーレベルはモダンダンスだが、その上に、振付の修士課程が開設された。
また、パーツでは、4年間の課程のうち3年目から、ダンサーと振付家のコースを分けるということをしている。

授業内容:
ロッテルダムの学校を例にとると、バレエ、グラハムやカニングハムなどのモダンダンステクニック、ピラテス、解剖学、舞踊史などを学ぶ他、プロになった時に必要となる社会保険や失業保険等の制度を学ぶセミナーなどもあった。
コレオグラファー養成コースでは、午後は、ゲスト講師によるクリエイションのワークショップや、ビデオや音楽の編集ソフトの使い方を習うワークショップ、ベテランアーティストのレクチャーなどがあり、そのあと自作のリハーサルを行った。

ダスアーツでは、ダンステクニック的な技術を習うことはなく、2年間の課程は半年ずつの4ブロックに分かれていた。前半の2ブロックは10週間集中コースで、外部のゲストアーティストが10週間のカリキュラムをデザインし、さまざまな講師を招いてワークショップやレクチャー、小旅行、参加者の共同作業による小規模のクリエーションやプレゼンテーションが行われた。
ブロックの全体のテーマがあってそれは毎回異なるが、社会の中での芸術の役割や、アーティストとしての動機を深く問われることになる。

自分の在学時のテーマは最初のブロックが「The Other Cheek」(キリストの、「あなたの片方の頬を打つ者には、ほかの頬をも向けなさい」より)次は「Event Horizon」(究極的なイヴェントとしての「死」に言及するもの)だった。
全般として、自分の入学時に持っているアイディアは、尊重されながらも根本から覆されることが多く、ある意味、覚悟が必要なコースである。

後半の2ブロックに関しては、個人作業となる。最初のブロックは「Individual Trajectory」といって、個人でテーマを決め、アドバイスを受けながらリサーチを行う。
最終ブロックは卒業制作で、劇場その他プロフェッショナルの組織の協力を得て作品を公開する。これらに関しては、学校から予算が出るので、その予算内でやってもいいし、足りなければ、自分で助成金や支援を引っ張って来ても良い。
学校予算は、「Individual Trajectory」が1人1000ユーロ。
卒業制作については、1人5000ユーロもらえた。

近年では、経済不況や社会の仕組みの変化に伴い、学校の編成も、どんどん変化し、ダスアーツは、アムステルダムのアカデミーの傘下に入ったと聞く。

こうした学校では、自分の作りたいものがすでに明確にある人は、出ばなをくじかれるように思うし、また、学校なので、リハーサルで使える場所や機材を他の学生らとシェアしなければならないということも生じて来る。
学校そのものが「未来のシアターを作ること」をその目的として掲げており、現在はまだ評価されないかもしれないけれども、内実ともに本当に新しい芸術を作ってみたい人には、良い場所であると思う。

***************
Q:卒業後のビザ等のケアはどうか?

A:卒業後のビザ取得に関しては、個人の選択である、という認識が一般的なので、ビザを取得したい人で、具体的なサポートを欲する人に対しては、可能な範囲でのサポートもあるが、全体として特に何かあるわけではない。


Q:高齢者や子どもへのダンスはどうか?

A:オランダは、「自分で選択しない限りは路頭に迷わない国」と言われている程、生活保証が厚いので、勿論、様々なサポートはあると思う。
パフォーマンスで言えば、高齢者を使って白鳥の湖を振り付けた作品が大ヒットして、オランダ国内ツアーをした。
パブリックアートという分野でのプロジェクトになるが、老人ホームを作品の場として、ホームの住人達を観客とする、というアートプロジェクトもある。
子どものためのパフォーマンスは、演目としてもとても多く、各劇場には、必ずといって良い程、子どものためのプログラムがあるし、カンパニーが、作品上演や、ダンス紹介的なイベントなど、子ども向けの活動をすることも割と多いと思う。

Q:評論について

A:評論にはいくつかの段階があって、若手に対しての評論と、ベテランに対しての評論とがある。
また、批評は上演開始後間もなく新聞に出るので、そこから集客に繋がることも多い。
評論家同士でwebコミュニティのようなものを作り、その中で、批評の試み的な企画も成されている。
また、若手批評家を育てるために、若手振付家の作品批評をさせたるといった、オランダ芸術協会やワークプレイス的なシアターのイニシアティヴもある。

アムステルダムでは、ガストハウス(Gasthuis)という劇場が発行している小冊子の中で、自分の劇場内での演目や、クリエイションに関しての記事を載せています。
言語としては、英語とオランダ語が半々。

評論として、公演が紙面に出る割合は、100%というわけではない。、
カンパニーの広報が、劇場に呼ぶ場合や、劇場やフェスティヴァルが批評家に依頼する場合もあるが、それが必ずしも紙面に繋がるとは限らない。


Q:日本人として、ヨーロッパにいることの善し悪しは何か?

A:自分の中で、それは常に変わってゆく。オランダのダンスシーンに限れば、自分は特に日本人ということを意識することもないが、社会に出ると逆にいろいろな面でギャップに驚かされることも多い。アートと関係ない側面で、オランダの社会に入ってゆく時の摩擦は、限りないと思う。それは、自分のパートナーとの間でも同様に感じる。
そうした中での、自分のリアクションや、ものの言い方を通して、自分のルーツに結びつけて考えざるを得ないところが、うっとうしくもあるが、逃れられないことでもある。

アーティスティックな場では、自分との対話が、自分と外国との関係にばかり終始して欲しくない、と自ら思うし、摩擦を、異文化という理由だけでなく、違う視点からも捉え直すということをしたいと思う。

************
4: individual future 今後の活動、将来プラン、目標

-10.ダンス活動の今後の予定など

子どもができて、時間が限られ、ブツ切りの時間であること、昼間は活動できないこと、など、状況が大きく変化した。
まとまった時間がなければアーティストではないのか?というと、そうではないと思うし、しばらくは、具体的な日時を伴ったゴールを設定せず、少し時間の縛りから離れ、WS的なことを通していろいろな人と関わっていきたい。自分のアイディアが通じるかもしれないし通じないかもしれないという状況で、これまでとこれからのアプローチとプロセスを探求してゆきたいと思っている。


JOU的補足説明:
オランダという国で、結婚し、出産し、個人のプロジェクトを行なっている遠藤さんの、日々の生活から、そのまま、にじみ出て来たかのような言葉が、深く染み入った会でした。
生きること、作り、表現することの中で、作家として、人間として、何故、その選択をするのか? ということ、の意味を自分に問う、という、ごく当たり前、けれど大切なことを、改めて思い出させ、気づかされてもしました。
会場には、若い女性も多く、皆さん、熱心に聞き入っておられたのが印象的でした。

今回で4回目を迎えましたが、会場および宣伝制作協力頂いている青山劇場と、ゲスト、および参加下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。
  1. 2009/04/29(水) 23:26:36|
  2. 海外在住アーティストの話を聞く会
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カフェ

週末のビリエでのフェスティバルに連れて行ってくれる人とカフェで打ち合わせ。
それから宿に帰り、自炊でランチ。ズッキーニのクリームソース。美味い。
午後は、宿のお世話になっているKyokoさん宅にお礼の土産をば渡しに行く。
夕方からはその近所のフランス人カップルの家に行き、ゆるりとおしゃべり。
映像をやってる人だったので、浅草ダンスを見せたら、とてもほめてくれた。
夜は、9時半にやっと暗くなる。
夜が長いので、ゆっくり人に会えるのがいい。
  1. 2009/04/29(水) 23:09:07|
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i pod touch 大活躍

パリの宿に、ネット環境がないので、

今回の新兵器、i pod touch。
i phoneの電話がない版で、お値段もお安め。

wifiがあれば、メールチェックができます。

で、街のwifiを探した所、
世界のマクドナルドに行き着きました。

家で下書きして、
マクドナルドの店先で
まとめて受送信。

I POD TOUCHには、コピーペーストの機能がないので、
メールをする時も、それがちょっと不便です。

それにしても;
今時、インターネットがないということは、
いわば、
電話を借りに、村の駐在所まで走る、
そんな感じの暮らしです。

宿には、もちろんテレビもラジオもありません。

今日は、午前中に打ち合わせして
お昼を、ベルビルというチャイナタウンのようなところで
スープ麺と餃子。

お友達の家で、お茶をして
相方が、パソコンの教授をしている間に
ネットチェック。

外は、晴れたり降ったり。

お茶を飲みながら話を伺うと、ご主人が、70年代に
大野一雄さんをフランスに招聘した方なんだそうです。

なんだかいろいろに繋がっていて、面白いです。


今日は、郵便局で、浅草ダンスのDVDを送付もする。
アメリカへ送るのは意外に高く、ちょっとびっくりな値段だった。
  1. 2009/04/28(火) 22:47:41|
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フランスに住む

今日は、フランスに駐在で住んでいる日本人と
近々結婚するという
フランス人を訪ねて

こうしてまとめてインターネットやらせてもらっています。

月曜日。
パリで、デイリーオープンダンスクラスを公共の予算で運営している
メナジェリーという場所に行って来ました。

平日の毎日、 朝10時から12時のクラスと
12-14時のクラスは、1クラス6ユーロ。
他、14時からの午後のWSは、75ユーロで1週間とか。
その他に、クリエイションの場所の提供や、
簡単な発表の場の提供なども行っています。

詳しい情報は、将来、海外の話を聞く会でフランス在住の方にお願い出来た時にも、話にでるでしょうし、こちらでも改めて、また後日。


夕方、相方の友人の家にお世話になり、
浅草ダンスビデオの出展申し込み作業や
CATV編集チェックなど
パソコンを借りて行いました。

人様のお宅にお邪魔しての作業しかできないので、
仕事の遅い自分には、なかなか、難しいです。

夜には、ミエちゃんの家にお邪魔して
夕食をご馳走になりました。
一人息子のりょうじくん8歳が、
天才的なピアノを聴かせてくれて、
本当にびっくり。
素晴らしかったです。

  1. 2009/04/27(月) 23:43:02|
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日曜日。
市場で野菜を買い、
ルッコラと赤ピーマンのパスタ。
トマトのサラダ。
デザートにオレンジと、白チーズ。
いつもながら、旨いっす。

予算は無いので、自炊。
安いスーパーまで出かけて行って
物資を調達します。

青空市場で、
ルッコラが山盛りで1.5ユーロ
二百円ちょい。

そんな暮らしです。



今日は、ロンドンの大学で
メディアアートを教えている日系アメリカ人の
お家を訪ねました。

奥様がフランス人で、
家を買って、全部自分で内装を作ったのだとか。

前回訪ねたときは2年前で
まだ工事中の中で住んでいる様な感じでしたが
今回は、3階まで部屋ができていて
とても、住みやすそうでした。
  1. 2009/04/26(日) 23:37:46|
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パリ春の日

今までの疲れが出たのでしょうか。
相方は風邪をひき、朝寝。

のんびりとした朝に、
夢を見ました。
世界大戦の頃の、ヨーロッパでのお話でした。

それから、芸術の井戸の底にいる夢も見ました。

アンジェの美術館で、作品を見てから、
このアトリエに戻ると、
なんだかまた違う感覚がします。

こちらへ来てからずっと、良いお天気でしたが、
今日は雨がちょいと降りました。

バスチーユの近くのカフェで、
相方の昔の友人のひとりに会いました。
大脳学者のボーイフレンドと一緒に
ドイツのハンブルグに移り、
大学で、フランス語を教えて暮らしているそうです。

日本語の授業を取っているらしく、
宿題を見たら、

宿にネット環境がないので、
wifiのつながる場所を探したけど、
世界のマクドナルドが、近所では唯一の場所でした。

毎日来るわけにはいかないので、時々。
  1. 2009/04/25(土) 23:36:51|
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アンジェからパリ

パリへ戻る前に、笠井さんの朝のクラスにちょっとだけ
顔を出させて頂きました。

この学校のスタジオが、何しろ天井が高くて広くて
とっても素敵。
いるだけでわくわくします。
大きな窓からは青空。
贅沢なひとときでした。

一昨日の夜に、見に行った劇場とはまた違う建物で、
1階と2階に分かれて、
天井の高い、広々としたスタジオがありました。

この他にも、新しい建物が川向こうにあるそうです。

全部、国立です。
つまり、国の予算です。
働いている人は、アーティストでありながら、
契約公務員、あるいは正規の公務員
でもあるわけです。

すごい国だ、フランス。

電車の時間があったので
後ろ髪引かれる思いで
小1時間ほどで
皆さんにお別れして、
駅へ向かいました。

そうして、なんとなく、
転校生の体験を思い出しました。
皆は授業しているのに、
自分だけ、そこからいなくなる。

電車に乗って遠くの街へ行く。

移動する毎に出会いがあり、
別れは寂しいけれど、
新しい出会いへのわくわく感と、
そして、離れた後も、
大切に思う人と、
暖かく思い返す時間が
増えてゆく。

そんな感覚。
  1. 2009/04/24(金) 23:35:35|
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アンジェ2日目

今 パリの宿としてお世話になっている方の
ご主人のお父様の美術作品が、ここ、
アンジェの美術館に収蔵されている、
ということで、今日は、その美術館へ。

ユダヤ人画家として戦乱を生き抜いて
パリで作品を作り続けたその軌跡が、
ずっと展示されておりました。

1912年から70余才までの長い人生には、
本当に、いろいろなことがあったと思うのですが、
晩年の顔写真は、深みのある、とても素敵な、良いお顔でした。

人生の最初の10年20年は、親からの遺産だったりする顔は、
最後には、その人の、日々の人生の現れ
となってゆくのですね。

夜は、今度は相方が、お礼にと腕を振るいました。
偶然、留学中で学校の学生でいた
日本人のメリちゃんも訪ねて来て、
5人でお夕飯を囲みました。

ズッキーニとモッツァレラチーズのトマトソースパスタと、
赤ピーマンのオーブン焼き。
デザートに、白チーズとオレンジ。
こちらでは、決して豪華な食材ではありませんが、
なかなか旨かったです。
  1. 2009/04/23(木) 23:34:32|
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アンジェにて

お昼の新幹線で、パリからアンジェに。
1時間半くらいで着きます。
気候は暖かく、青空が広がる水曜日。
静かなお城の街、アンジェに降り立ちました。

街を歩くと、古い石の壁にぶら下がるようにして
藤の花が、咲いています。

アンジェには、フランスに19カ所あるという
国立振付センターのひとつがあり、
笠井叡さんは、そこの19名の学生達に、
レジデンスアーティスト講師として、
1ヶ月間、毎日6時間の、特別授業をされているそうです。

夜には、クリエイションのレジデンス支援を受けているという、
ポルトガルの振付家の率いるグループの、
ワークインプログレス(創作過程での中間発表のようなもの)の
ショウイングと、ディスカッションがあり、
一緒に連れて行って頂きました。

行ってみると、
東京で言うところの、
森下スタジオの小さい方を、
ひと回り大きく、
あるいは、大きい方のスタジオを
ひと回り小さくした感じで、
照明バトンなど、もついていて、
上演機能もある、広々としたスタジオでした。

つまり、そこでクリエイションできるということは、
中劇場サイズの舞台の実寸で、毎日練習できる、
ということです。
うらやましい話です。

発表されたものは、
まだまだ作品には遠い感じでしたが、
皆さん、最後まで見て、
それから質問したり、意見したり、
全体に暖かく、見守る感じ。

日本で助成するとなると、
結果をすでに出している人とか、
あるいは結果を出すこと、
ということが大前提、
という感じがしているのですが、
そうじゃないスタンスで、
悠長に付き合うような、
姿勢があるのかもしれません。。

それにしても、広い場所を存分に使えるというのに、
マネキンの首からミニカーを出す、
ということを延々とやったり、
マネキンの首に塗料を塗ったり、、、
全然、広いスタジオじゃなくてもできるじゃん;
ということを、
やっていたりしている彼ら。

「物を使って何かやろうと思った」
と言っていましたが、
本音の所では実は、
「レジデンス決まったから何か作らなきゃ」
みたいな、
なんというか、
苦肉の策で絞り出してます、
みたいな印象を受けました。

聞いてみると、現在のアンジェの芸術監督がエマニュエル・ユンで、
彼女はベトナム系の血も混じっていて、運動的には、割と起伏の無い禅的な、コンセプチュアルなソロ作品を踊っていた印象がある人。
そして、彼らのアドバイザーのような立場で関わっているらしいアーティストに、
名前はナディアだったかな、、、数年前に横浜で、会場全体にふわふわのスポンジを敷き詰めて、本物の兎を置いたりした、インスタレーションパフォーマンスみたいなことをやった女性もいました。
なので、もしかしたら、アンジェの方向性全体が、そうしたパフォーマンス系というか、インスタレーション系というか、あまり運動性のないダンスに向かっているのかもしれません。
たまたまひとつのショウイングを見ただけなので、何とも言えませんが。。

日本に比べると、本当に、恵まれた状況で
クリエイションできるんだなあとも
思いました。

そして、そんな彼らの発表を見て
「今は、まだアイディアも動きも
何一つまとまってないみたいだけど、
がんばってね」
みたいなことが許される
国家レベルの支援というものがある。

いろんな意味で、フランスという国の、
懐の深さを
目の当たりにした気がしました。


日本という、芸術にキビシく過酷な国で
作品を作っている人たちというのは、
これまたいろんな意味で、
改めて凄いことだなあ。。
とも思ったけどね。

夕飯は、叡さんの手料理パスタをごちそうになり、
久々に赤ワインを飲み、楽しくも美味しい宴でした。
  1. 2009/04/22(水) 23:33:22|
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春の日

今日のパスタは、ズッキーニのクリームソース。
旨いです。

一睡もせず 成田からパリ
パリからトウール
そして本番
と続いていたのが ようやく一段落。
今日は、一日のんびりと疲れを癒しました。

それでも、夕方にはリヨン駅へ、電車の切符を買いに。
今ちょうど、アンジェに滞在していらっしゃる
笠井叡さんご夫妻と連絡が取れて
明日は、遊びに伺うことに。

3月末に行った六本木ヒルズアリーナでの
「トらやんとダンス」イベントで 
オイリュトミーに、お世話になったので
そのお礼とご報告もしたく、
当日の記録映像なども用意し、
旅の支度をしました。

本番以外でパリから遠出するのは、初めてです。
プチ旅行気分で、ちょっとうれしいです。
  1. 2009/04/21(火) 23:31:52|
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フランスの春

本番から一夜明けて月曜日。
フェスティバルの皆さんはそれぞれの仕事に戻り
我々も旅の支度を整えて
のんびりと朝を迎えました。

時はイースター。
街全体がホリデイムードです。

でも 彼ら この後もあっという間に
すぐに夏のバケイションだしょ。。
よく休むなあ。。

昨日見に来てくれたセバスチャン一家が遊びに来てくれ
折り紙をしたりして遊びました。

ここ数日 非常に美味くはあったのですが
バゲットとチ-ズとサラミという食の日々だったので
今日は暖かい食事が食べたく
丸ごとのチキンが串刺しになりぐるぐる回っているお店で
1人半分ずつのチキンを食べました。

非常にうまかったです。

春の日差しの美しいトゥールの街の河辺リを
セドリックと3人で最後に散歩して
駅から電車に乗り パリへ戻りました。

時間はすっかりフランスタイムです。



パリへ戻って初の自炊料理
といっても もちろん作るのは相方ですが;;
赤ピーマンのパスタ。
肉厚で甘くて、美味しいです。
  1. 2009/04/20(月) 17:10:27|
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本番終了!

2009.4/19
@tours france
CROISEMENTS
DIMANCHE 19 AVRIL
12H00 à 16h00 : Loïc BLAIRON
18h00 : Patrice GRENTE
18h45 : Antoine DAURÈS
19h30 : JOU
http://croisements.over-blog.com/


朝9時に劇場へ行き
照明仕込み。

世界初公開の新作試作である。

昨年と同じテクニカルスタッフが 
大ハッスルしてくれました。

御蔭様で本番は大好評のうちに終了しました。

本フェスティバル初の アンコールカーテンコールが。。
有り難いことです。

昨年に引き続き
呼んで頂いたのも
すでに非常に有り難いことですが
目の肥えた連中に
ブラボー言われたのも
非常に有り難く。。

うれしいです。

それにしても
自分が 猫臭くなってきたような
気がするのは
気のせいか。。


  1. 2009/04/19(日) 07:34:57|
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フランス

無事 到着

トゥールに移動

フェスティバル初日の公演を観劇。

飲みに行く皆さんと別れて
先にバク睡。

18日が松本充明
19日はJOUです。

いつもお世話になっているセドリック家が引越して   
子猫が家族に加わっていた。

夜は相方のパフォーマンス。
なかなか渋いフェスティバルである。

面白い。
  1. 2009/04/18(土) 18:42:54|
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出発の朝

夜からずっと仕事して
それから準備もして
荷造りして
一睡もせずに
朝そのまま成田空港へ。

そんな出発の朝。

あとは頼んだ。


====

機内では
映画を3本。

じいさんから子どもになって死ぬというやつと
メリケンサックと
ビレッジとかいうアメリカ版ちょっとだけ八つ墓村みたいなの


 
  1. 2009/04/17(金) 09:09:34|
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浅草ダンスビデオ放映のお知らせ

浅草ダンスビデオ放映のお知らせ

お世話になります。
先日の上映会では、初めての本編に会場が沸きましたが、
無事に作品が完成致しましたのも、皆様のお陰です。
どうもありがとうございました。
これからの放映予定についてお知らせ致します。

1.浅草文化観光センターでの上演
4/23-5/12 ロビーにて開館中モニター上映しています。

2.台東CATV放送予定 
番組「下町文化探偵団」にて20分。
5/6(水),8(金),10(日),11(月) 
いずれの日も、
9:40-,13:40-,17:40-,21:40- 1日4回。
デジタル701ch/アナログ5ch

JOUは、6/2まで日本を不在にしております。
帰国しましたら、また状況お知らせさせて頂きますので、
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

というメールを早朝送りまして、成田へ向かいます;
  1. 2009/04/16(木) 06:45:50|
  2. News お知らせ
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出発前日

昨日が機能しなかったので
今日は朝からいろいろあれこれ。

台東区役所に行き
お買い物やらもして。
午後は
セッションハウスに行き
久々のクラス受講をし
打ち合わせもしました。
明日からフランス。

夜まで電話したり
仕事したり
そして支度を始めたのがすでに夜中の13時過ぎ。

そこから出発前まで
支度し続け
ぎりぎりセーフで
成田へ。

  1. 2009/04/15(水) 08:44:32|
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メンテナンス

かなり何も終わってないぎりぎり感を抱きながら
されど今日は 身体のメンテナンス

これをやらないと 
肝心の身体がやられます。

するってえと なんだかんだ
いろいろ頑張ってる意味が無い

そう思うので
何はさておき
決行
です。

午後にマッサージと針をしてもらい
もはやその後は
でろでろになり
使い物にならんです。

あと明日1日。

終わるのかあ。。。
  1. 2009/04/14(火) 08:39:11|
  2. 日記
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オランダダンス事情

今日は、海外の話を聞く会の記録を、仕上げました!
なんだかんだ、7時間はかかります。
この後、ゲスト本人に内容をチェックしてもらい、
修正をして、ブログにアップするという運びになります。

結局、どんなに少なく見積もっても、10時間はかかる作業。

時給1000円としたら1万円。
だけど、1万円払ったとしても、
やってくれる人がいるとも思えない位、
結構骨の折れる作業です。

けれども、終わった後は、プチ達成感。
話を聞くだけでなく、文字にして振り返ることで、
また新しい発見があります。
だから、やっていても愉しい。
自分が一番得してる気がします。

損得ではない側面で、人と出会えること。
新しい情報や考え方を知ること。

愉しいから、続けていけます。

*********
この話とはまたちょっと飛びますが、
昨年からずっと、いろいろな機会を通して思うことは、
「結局、自分も人も、ごまかせないなあ」
ということです。

何か、その場は、うまく誤摩化せているかのようなことも、
案外実は、本当のところが透けて見えていたり、
わかっていたり、あるいは、後からでも
結局、わかったりします。

だから、もし
「自分はいつも損してるなあ」
とか、
「あいつは、いつも巧く立ち回ってる」
みたいなことが、もしあったとしても、
全然、気にしないでいいんじゃないかな。

結局は、どう取り繕っても、
自分が思っていること、やったことが、
そのまま、ヒト様にも見えている。

そういうことなのかな、
と思います。

  1. 2009/04/13(月) 23:56:25|
  2. 日記
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最後の日曜日

昨夜の芳醇な落語の余韻を残しながら、
今日は、先週の海外の話を聞く会の議事録作り。
最後の日曜日ということで、髪の毛も切りました。

6週間、ヨーロッパだし。
もう、バッサリと。

着いてすぐ、19日の日曜日が本番なので、
その準備もしないといけません。

オランダの話は、面白かったなあ。

劇場が、創作の場を支援する時に、
クリエイション期間中のアーティストと雇用契約を結び、
給料を払う、というあちらのシステムには、
確かに、納得する点はありました。

芸術支援ということで、創作に関しての費用を
支援してもらったところで、
その期間中の生活費用がなければ、
クリエイションに没頭することができません。

これは、昨年度の台東区芸術支援制度を受けて、
改めて痛感したことでもあります。

アマチュアの活動ならともかく、
プロの仕事を、きちんとやってもらうためには、
どうしたって、その仕事に従事する期間中の生活保障も
費用の内に入れて、プロダクションを行なえなければ、
結局は、他の仕事の片手間に、
クリエイションをやってもらう、
ということになってしまいます。

日本では、そうしたボランティア的な創作活動を
美化するかの様な傾向が、あるように思いますが、
ある意味、そんな片手間にやる、という人々に
助成金を使って良いのだろうか?

という考え方もできます。

なかなか、考えさせられます。

そうした日本の状況から見ると、
オランダの助成制度として、
1.場所の提供、
2.クリエイションの費用支援、
3.場所でクリエイションする期間中の給与支給、
4.発表の際の上演料、

があるという話でした。
これは、作品を作って発表する、
という過程の中の、各段階に応じた目的毎に
細分化され、具体化された支援制度です。

非常に明快で、誤摩化しようもなく、
よくできているなあ、
と思いました。

そして、確かに、こうした支援を受ける、
という事実により、
作家は、社会的に、プロである、あるいは
プロになる、と言えます。

だって、雇用されて賃金を受け取る訳だもの。
  1. 2009/04/12(日) 23:30:35|
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築地本願寺で落語

築地本願寺
花まつり
落語会

という、斬新な企画に伺いました。

相方がパリでお付き合いのあった
柳家さん喬師匠のお噺があるとご案内頂いたのです。

日中は、浅草ダンスの編集調整などし、
夕方境内に着くと、広い敷地に仮設舞台。
フラメンコダンスのグループが踊ってました(笑)
面白い。

お噺は、日没後、本堂内で。
イスが列び、500人位。

前には、きらびやかなお寺の様子でしたが、
後ろを見ると、パイプオルガン。

建築内装的にも、面白い。

お噺も素晴らしかったです。
柳家さん喬(きょう)師匠は「寿限無(じゅげむ)」と「育代餅」、
笑福亭松喬(しょきょう)師匠は上方落語のやわらかい語り口で、
やはり、笑わせ、聞かせる芸を担当させて頂きました。

落語というのは、
漫才やお笑いと同じで、
可笑しくて笑ってしまいますが、
終演後、家に帰って尚、豊かな気分になります。

巧みな話術に引っ張られて、
江戸の人情世界に触れたせいでしょうか。
歌舞伎やお芝居を見た後のような、
芳醇な余韻が残りました。

イベント情報
http://www.jbf.ne.jp/2009/04/post_131.html

築地本願寺では、翌日12日には
花まつり本来の行事イベントを
開催するようです。

人が沢山集まって、お釈迦様も喜ばれたのでは?
などと思いました。
  1. 2009/04/11(土) 23:03:39|
  2. 日記
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台東区芸術文化支援制度説明会

今日は、昨年、支援して頂いた、
台東区芸術支援制度21年度の説明会へ。

前年度の経験者として、報告発表をしました。

会場には、60名程の人々が集まっていました。

台東区が昨年から始めたこの制度。
「この町で、何か面白いことやってください」
みたいな姿勢が、借り物ではなく、
実際に住んでいる人々から
それが始まっているということが
改めて浮き彫りにされ、
面白かったです。

つまり、普通、行政の芸術支援って、
審査員とかアドバイザーとかいう人々は
その道のプロみたいな人々が
外部から呼ばれて、
ゲストとしてやっていることが
多いように思います。

台東区のアドバイザーの方々も、その道のプロ。
ですが、皆さん、実際に居住されていらっしゃる。
特に、私のアドバイザーを担当して下さった方々は、
浅草で育って、浅草で活動してらっしゃる。

だから、いろいろな意味で、とても助けて頂いたし、
沢山の扉を開けて頂きました。

こうした人材が豊富で、尚かつ、ちゃんと
行政と結びついている地域というのは、
意外と少ないかも。

何事も、事前、実施、事後、と
全てを経験してみるものです。
改めて、いろいろなものが見えて来ました。

面白い人達と出会えたことも愉しかったし、

嘘のないところで、本音でやっている感じが
渦中にいる時には、
もちろん容赦なく大変だったけれども、
非常に気持ち良かったです。

ありがとうございました。

また、他の支援者の皆さんも、
報告を伺ったら、町に根ざした
非常に面白そうな企画でした。

台東区、さすが江戸っ子。
情熱的で、なかなか面白い町です。

浅草ダンスビデオ上映会
  1. 2009/04/10(金) 22:43:28|
  2. 日記
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出発前の宿題

今日は、セッションハウスで、
6月からのレジデンスWSと公演の打ち合せ。

10回しかWSやらないとはいえ、
公演も最後にやるので、
チラシの原稿や内容の確認等、
渡仏前に決めていかなければ...

フランスには、パソコン持って行かないとだめかな~;;

夜は、秋葉原で別の打ち合せ。
万世橋の万世でハンバーグを食べました。

昼間からいろいろと動き回って、
お腹ぺこぺこだったので、
ぺろりと平らげてしまいました。

創業60年、肉の万世は、万世橋のたもとにあります。
万世ハンバーグ
  1. 2009/04/09(木) 22:37:25|
  2. 日記
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第4回海外の話を聞く会

第4回 海外で活躍する日本人アーティストから
海外のアート環境の話を聞こう会
遠藤暁子的視点からのオランダ事情


日時:2009年4月8日(水)

18:45 受付開始~作品映像
19:00 開始/座談会「オランダ事情」
※個人で活動をする遠藤暁子的視点からの海外ダンス事情レポート
21:00 終了予定

場所:こどもの城 8F 801号研修室
渋谷区神宮前5-53-1
表参道駅B2出口から徒歩8分・渋谷駅から宮益坂(青山通り)方面へ徒歩10分

入場無料 要予約 カンパ大歓迎

ご予約/お問合せ:
e-mailで、お名前と連絡先電話番号をお知らせ下さい。お申込み締切りは、4月7日(火)です。
easttokyodance@yahoo.co.jp
DATTO2009@aoyama.org

今回は、コレオグラファー、パフォーマー、ドラマトゥルグとして、現在オランダを拠点に活動している遠藤暁子氏に、ダンサーとして、あるいは作家として、契約するということ、創作活動や公演活動を支えるシステムなど、芸術支援の形態がどうなっているか、などという芸術環境を中心に、海外でのダンス生活の様子を伺います。


ゲストスピーカー
遠藤暁子Satoko Endo
コレオグラファー、パフォーマー、ドラマトゥルグとして、現在オランダを拠点に活動している。
20年にわたるクラシックピアノ教育を受け、また表象文化論修士(東京大学総合文化研究科)の経歴を持つ。その後身体表現に目覚め、1998年に渡欧、ロッテルダム・ダンスアカデミー(現CODARTS)でコレオグラフィを学んだ後、2000年、P.A.R.T.S.(ブリュッセル、芸術監督アンヌ・テレサ・ド・ケースマ ケル)のプロデュースにより自作の発表を開始した。2005年、DasArts ( =De Amsterdamse School / Advanced Research in Theater and dance Studies、アムステルダム)にて、パフォーマンス・アーティストとして、ポストアカデミーのディプロマを取得。
パフォーマーとしては、2001年より他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを、美術ギャラリーやパブリックアートの文脈の中で行ってきた。
近年は、リリース・テクニック、E3ディ・マインド・センタリング、ヨガ、ダンス・コンポジションをベースに、表現者やその指導者を対象として動きへのアプローチを探求するラボラトリー・ワークショップを行う他、一般の人々を対象にしたヨガ及びBody Awarenessのクラスを定期で教えている。(2007年の出産後、定期クラスは休止中)
2002年、トヨタ・コレオグラフィーアワード最終選考会出場。
2005年、Pepinieres Europeennes pour jeunes artistes よりグラントを受けた。

進 行
JOU (じょう)
コンテンポラリーダンサー、振付家。Ohio Dance Festival ’98 & 99、Yokohama solo duo competition2003 &2004、ファイナリスト。2008 Seoul International Choreographey Festivalにて外国人振付家特別賞受賞。2004年と2005年の日韓ダンスコンタクト に参加し青山円形劇場とソウルで作品上演。
90年代をアメリカ、マレーシアで活動後、2000年よりEast東京を拠点に国内外で活動中。
http://odorujou.net



座談会について

海外のカンパニーで活躍する海外在住の日本人ダンサーが増えつつある昨今ですが、日本国内でも、ダンス公演企画は、今や各地に広がりつつあります。この会では、それぞれ異なった地域でダンス活動をする人々の実体験を話して頂くことで、こうした国内外のダンス事情の情報の交換、収集を図り、そこからまた、新しい発想のプロジェクトや活動が、日本に生まれて来ることを期待しています。


トーク内容
1: before and after はじめの一歩
-1. 海外へ行く前の、日本でのダンス活動(ダンス歴)
-2.海外へ行く事になったきっかけ
-3.最初のダンサー契約のこと
-4.日本との違い、海外で始めて気づいた事など

2: Living and working あちらの暮らし
-5.カンパニーダンサーの生活(1日、1週間、1ヶ月、1年の大体の様子)
-6.カンパニーダンサーに求められること

3: system information (education, creation, presentation)あちらの仕組み
-7.劇場のシステムークリエイション環境(場所、支援形態)
-8.公演の支援環境(ツアーのこと、カンパニー運営環境など)
-9.ダンス教育の環境あるいはシステム

4: individual future 今後の活動、将来プラン、目標
-10.ダンス活動の今後の予定などhttp://odorujou.blog100.fc2.com/

前回までの記録
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テーマ:ダンス - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/04/08(水) 23:11:50|
  2. 海外在住アーティストの話を聞く会
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浅草ダンスビデオ上映会

本日、ようやくプチお披露目。
ボランティア出演者の皆さんにお集まり頂き、
台東区役所で内々の会を開きました。

参加者のうちの半分くらいの方が集まって下さり、
作品や、撮影の記録を見てひとときを過ごしました。

御蔭様で評判大変よく、
上映終了後には拍手も起こりました。

思えば、撮影時は、
朝から、がんばりましたよね。

懐かしいです。

ありがとうございました。

浅草ダンスビデオブログ
  1. 2009/04/07(火) 22:40:58|
  2. 日記
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プレゼント。初恋の人からの

リハーサルの帰り道。
自転車のカゴを見ると、
桜の花びらが入っていました。

普段は、ゴミを入れられたりすることも多い東京。
満開の桜の木の下に駐輪していたので
当たり前と言えば当たり前なのですが、
ちょっとうれしい。
得した気分。

春のプレゼント。

***********

そうして、初恋の人からの手紙です。

JOU、ひさしぶり。
もう油性マジックのニオイをかぐクセは治りましたか?「いいニオイだからかいでよ♪」と言っていたJOUをなつかしく思います。

おれの興味が薄れ始めて、イライラしたJOUが「私に興味がないなら、さっさと振ってよ」と言って別れたあの日から、もう28年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。ただなんとなく学校の前を通ったらなつかしくなって、思いつくままに書いてみようと思い立っただけ。驚いたかな。

思い返してみると、うちらの恋愛ってひどいものだったなぁと今さらながらに思います。わりと若者らしい恋愛をしたがったおれと、すぐドライになっていった JOU。JOUの決めぜりふはいつも「ごちゃごちゃ言ってると別れるよ」でしたね。どんだけ上からだ!と思ったけれど、怖くて文句の一つも言えませんでした(苦笑)。

あ、そういえばJOUからしてみれば、おれは初恋の相手なのかな?付き合った当初はやけにJOUが不安げだったのをよく覚えています。「手はつないだほうがいいの?」「週に何回会えばいいの?」って、正直うるさい(笑)

まだ付き合いたててラブラブだったころ、JOUは「こんな幸せな気持ちになったことがない」と言ってくれましたね。あの言葉は忘れないけど、数日後にチーズたいやきを食べて同じセリフを言っていたときには、傷ついたものです。

JOUとの恋愛から得たものが何なのかなぁと振り返ると、たくさんのものがあることに気付かされます。特に、やや性格がキツめで男勝りな人をなんとか受け流していくという方法を学べたのは収穫でした。どうもありがとう。

いろいろ書いたけど、おれはJOUのことがそれでも好きでした。これからもJOUらしくいられるよう、それと、そろそろゴキブリを素手で殺すのはやめて(笑)、幸せをふりまいてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. JOUがクリスマスにくれた観音像、まだ飾る場所が決まりません。

*****
生年月日とか入れると
初恋の人からの手紙が出て来るwebサイト。
結構笑えます。
http://letter.hanihoh.com/
  1. 2009/04/06(月) 23:48:24|
  2. 日記
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春のオムレツ

百歳会の祝いのしのついた卵。
テニスの試合で勝利したという昭和元気世代の母から
お裾分けもらいました。

割ると、オレンジ色の元気ハツラツな黄身が。
小1時間後には、
新ジャガとほうれん草のオムレツに変身。

普通の卵は、卵臭さが気になってあまり食べれないのですが、
この、黄金の卵は、美味しく頂きました。

ほうれん草も、採れたて無農薬。

美味しいです。
  1. 2009/04/05(日) 23:39:12|
  2. 日記
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春の日

桜が急に咲き始めました。
美しいです。

春爛漫。

自然の営みって、本当に
さり気ないけど、スゴいもんだ。

春になって花が咲いて、初めて気づくけど、
そうなるまでに、冬があって、秋があって、
1年の季節の中で、その時々に
起こりうるべきこと、成すべきことを
きちんと通り過ぎたからこその、春です。

目に見えている部分と、見えてない部分。

とかく、目に見えてきた部分だけを
取り出して、
都合良く羅列しがちな現代文明社会ですが、
実は、そうでない時期もあり、それはそれで必要なのだ、
という、
ごくごく当たり前の、忘れがちなことを
改めて思い出させてくれます。
  1. 2009/04/04(土) 17:57:27|
  2. 日記
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旧年度と新年度

年度が変わって、新しくなりました。

浅草ダンスビデオの日本語での作品は完成。
これから、英語版の用意をします。
海外のフェスティバルへ申請するのも、
何もかも、基本は、自給自足です。

とはいえ、映画の齋藤さんチームには多大なる
サポートをして頂きましたし、まだまだ助けて頂いています。

スターアーティストとして、クリエイションの部分のみに
集中できる環境には、日本に帰国以来、全く縁のない自分です。
それでも、そうした縁の下作業の苦労を経験することで
知ることのできた沢山の感覚や人や世界が
自分の中にあることを、とてもラッキーだと思っています。

芸術のこと、お金のこと、社会のこと、
行政のこと、企業や商店のこと、
そうした様々な人のこと。
本当に、興味深い。

そうした生活の中で、
改めて気づく
自分が踊るということ、
作品を作るということ。
その意味。

自分の舞は、
人や周囲との関係があって初めて
活き活きと生命力を持つ
ことができるように
思います。

それはきっと、弱さでもあり、強さでもある。

心は多大なる力を持つ。
心は、人を通して、自分を映し出す。
  1. 2009/04/03(金) 19:11:43|
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突然携帯を

もうかなりボロボロだったので、
昨日、突然、携帯を買い替えました。
いろいろな新しい状況に戸惑うことしきり。

2003年以来かと。

メールとか留守番電話とか
なんだかよくわからず
試行錯誤中です。

気がつけば、渡仏まであと2週間。

その前に、やらねばいけないことが。。。

仕事遅いです;

でも、がんばるじょ。

何かが少しずつ確実に、
変わりつつあります。

春。新しい季節。

桜が勢い良く咲き始めました。
街路樹の根本にも、小さな草花が。

植物って、本当にすごいです。
誰に教わるわけでもなく、
誰の目を気にするわけでもなく、
自分の中で時が来たら、
自分の命をきちんと咲かせる。

美しいです。
力強いです。
  1. 2009/04/02(木) 18:53:04|
  2. 日記
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プロフィール

odorujou

Author:odorujou
コンテンポラリーダンス作家
振付家/ダンサー
Odorujouディレクター
2009年ソウル国際振付ファスティバルにて、外国人特別賞受賞。

■ダンサー/振付家■
「長い手足、自由度の高い身体、それを繊細にもダイナミックにも動かし、半径1mの円の中で踊り続けて飽きさせない身体のボキャブラリーを持っている。なのに、いきなりマヌケなネタを平気でかます面もあり、気が抜けない」(乗越たかお著:コンテンポラリーダンス徹底ガイド)

■プロデュース■
「Odorujou」時々主宰。すなわち、わくわく心躍る企画担当。「個性ある身体」を起点に、皆さんの問題解決や目標に向けて真剣に取り組み、社会貢献を目指します。
創造的身体資源の開発と芸術文化環境の向上は、世に恩恵をもたらし、個人のより良い生活と、豊かな社会作りができるのではないか?

身体不在の現代社会において、コンテンポラリーダンスが包有する、社会にもたらすであろう様々な有益な可能性と、その価値を信じて活動中。

■芸術環境向上企画■
海外の話を聞く会
http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-category-8.html
こんなことやってみました。
Independent Artists Japan TPAM2010
http://artistsjapan.blog29.fc2.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/dancartscom

■願望
週末はひっそりとする東トーキョー暮らしを愛おしく思う。温泉&旨いものツアー希望。



■WSクラス講師■
基礎身体能力の開発や、即興(インプロ)、コミュニケーション学習、コンテンポラリーダンスなど、様々なアプローチから提案するクリエイティブなWSは、主催者側の要望に添ってオーダーメイドで作成され、語学力と柔軟な発想力にて随時対応可能。
WS対象は、ダンサーやアーティストはもちろん、ダンス未経験の老若男女、学生、子ども、日本人から外人(英語圏)まで、自分のダンスを踊りたい人、人とのコミュニケーションを楽しみたい人、、どなたでも大丈夫。

■クリエイション■
ソロパフォーマンス、コラボレーション、グループ作品の上演、振付なども随時対応。

■最近多く担うお役目
何かと何かを繋ぐ。
全体の中でバランスを取り、足りないものを提供する。
場を浄化させる。
物事を前向きに進ませ、発展させる為の介助。


■お問い合わせはこちら
OdorujouまたはJOU宛にどうぞ。
odorujou@yahoo.co.jp
http://odorujou.net

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