jou日記

コンテンポラリー・ダンサー、振付家JOUの日記です。。。Odorujouダンスパフォーマンス日記

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日本のダンスの歴史〜伊藤一郎

日本のダンスの歴史
history of dance in japan
michio ito

アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito
http://www.youtube.com/watch?v=KAiq2rsjgcs&feature=relmfu

アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 2
http://www.youtube.com/watch?v=gQO8nOUjzB4&feature=relmfu

アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 3
http://www.youtube.com/watch?v=rof2L5AquHw&feature=relmfu
アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 4
http://www.youtube.com/watch?v=65wBRfb5dOg&feature=relmfu


アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 5
http://www.youtube.com/watch?v=T9mrZEO0_iI&feature=relmfu

アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 6
http://www.youtube.com/watch?v=XfJKWZO8qTk&feature=relmfu


アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 7
http://www.youtube.com/watch?v=SI9_KjBWosM&feature=relmfu


アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 8
http://www.youtube.com/watch?v=oZqasLCij1g&feature=relmfu

アメリカに夢を売った男 伊藤道郎 michio ito 9
http://www.youtube.com/watch?v=h_rUWg1TpcQ&feature=relmfu








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  1. 2012/08/30(木) 14:14:50|
  2. コンテンポラリーダンス
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心折らずに

昨日のムサビ講評から浮かんで来た言葉の続き。

踊り続けること、創り続けること、

の作業に一番必要なのは、

「心折れずに、進み続けるのに必要なものを知っていること」

でもある、と思います。


それは、仲間、家族、パートナー、助言者、自分の心の持ち方...

あるいは他の要素かもしれません。

いずれにしても、それは「お金では買えないもの」であると

より一層、その強度は増すように思います。

そこを自分なりに冷静に認識して、

大事にしてゆくこと、

も、続けるための

1つの秘訣かもしれません。






長い人生と長い創作表現活動の中で、

褒められる時もあれば、けなされる時もあります。


日本では特に、期待はずれの作品を提示した作家で、

コネや流派や血筋など、後ろ盾がない人達に対しては、

容赦なく全否定されることも多いです。


そうじゃない心ある人達、

ちゃんと眼識のある人達も

勿論、沢山いますが。。




では、評価される基準となる

「期待」とは何か?

日本の有識者の人々のお話を伺っていると、

「フォーム」「型」が、職人芸的に明確であること

に心うたれる場合が多いようです。

至高の型を作り続け、民間レベルでも愛でて来たという

DNAの作用も大きいのかもしれません。




この「型」は文化的にも、非常に優れていて、

その伝統的な方の「型」を、外人達は

高く評価したり、研究に来たりもしています。

そうした「型」のしがらみとどういう距離感をもって、私達は創作するのか?

様々です。



そうした環境の中で「型」ではなくパッションや魂で

「情熱のダンス」をするパフォーマーの場合など特に、

踊る環境全体を「型」として成立させ、支えてくれるメンバーによる

「チーム」が必要になってきます。



技術や情熱や才能と同じだけ、「人間」が必要なのです。






でもそれって、芸術の世界に限らず、プロダクトでも科学でも医学でも

結局は同じことなのかもしれません。


最高峰の科学の結晶、原発の作業の中で、

メンテナンスやお掃除は、結局、人力に頼るしかない...

という今の状況を見ていると、ことさらそう思います。



どれだけ優れたシステムや仕組みや環境があったとしても、

それを活かすのは、その中で働いている「人間」

なのです。


最初も最後も、人間に始まって、人間に終わる。


そのことを、私達はついつい、忘れがちなのですけれども。


さて、現代を映し出す、時代と同起する、という意味でもある

「コンテンポラリー(contemporary」。

本来は、型にハマらないという使命を含んでいるハズなのですが

評価されるのは「型」が明確に見えるもの、

という矛盾と共存するのも、これまでの「時代性」ゆえん。


この先、それがどう変わってゆくのでしょうか?


20世紀の大いなる反映を支えた「仕組み」が

次々とほころびを露出してゆく時代です。


この、激動の過渡期の時代に

私達が創り表現したいと思うものは、

一体どんなものなのでしょうか?




心折れがちな世の中を泳ぎ続けるのに

本当に必要なものは、何なのでしょうか?

問いかけ続けること。

問いかけの答えを探しながら、行動し続けること。

誰かのマニュアルではなく、自分の考えに基づいて。


そこに必ず、答えは宿ります。







[できるのうた]

できる できる たぶん できる

できる できる きっと できる

できる できる やれば できる

できる できる そうさ できる

オッケー オッケー 大丈夫

オッケー オッケー 大丈夫

ジャーン♪

(作詞:JOU)

曲は、JOUが口ずさんだのを
音楽家の山口トモさんが上手にまとめてくれました。

元々は、2010年の大島さくら小学校2年生へのプレゼントとして作った「できるダンス」。




「この先、心折れそうな時に、例え1人でも

歌って踊って、元気に頑張れるように...」

という思いで作りました。


できても できなくても、生きてる限り、人生は続きます。

おっけ~、おっけ~、だいじょうぶ♪、です。
 


ムサビ授業←






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  1. 2011/09/23(金) 08:46:21|
  2. コンテンポラリーダンス
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アートマネジメント教育機関情報

以下、NetTAMより



アートマネジメント教育機関情報

アートマネジメントに関する講座を開講している国内の大学や機関、アートマネジメント関連コースを設置している海外の高等・生涯教育機関等の情報をまとめました。詳細や最新情報等は、各機関のサイトをご覧ください。

アートマネージメント教育機関情報←
  1. 2010/06/02(水) 18:41:07|
  2. コンテンポラリーダンス
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舞踏・コンテンポラリーダンスのことなら

おススメ本

「土方巽 絶後の身体」
著:稲田奈緒美

外国語版出るといいのでは?と思う1冊。



「コンテンポラリーダンス徹底ガイド」
著:乗越たかお

韓国語版も出ているそうです。


「西麻布ダンス教室」
著:桜井圭介

もう絶版なのだとか...復刻版、出るといいな。


「美貌の青空」
「病める舞姫」
著:土方巽

今は亡き、舞踏の創始者の著書。
でも、今、「美貌の青空」って、違う分野で復活してるんですね。


「天使論」
著:笠井叡 
現代思潮社

 

「器としての身体:土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ 」
著:三上賀代

マレーシア在住時代、わざわざ日本から取り寄せた1冊。






他にも良書ありましたら、ぜひ
ご紹介ください。








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テーマ:ダンス - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/06/16(火) 14:48:29|
  2. コンテンポラリーダンス
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コンテンポラリーダンス入門講座ガイド

昨年、2008年6月に、鳥取大学構内にて開催しました
コンテンポラリーダンスWS&Showingのための参考資料です。

*******
コンテンポラリーダンス入門講座ガイド
ダンスの歴史用語

1. 民族舞踊
フラメンコ インド北部、ユダヤ、アラブなど様々な文化の影響を受けジプシーにより継承される。15世紀中頃、スペイン南部のアンダルシア地方を中心にジプシーにより踊られたものを特にフラメンコと呼ぶ。

2.バレエ
16世紀にイタリアで生まれ、フランス、ロシアなど王族の間で広まった。
中でも、ルイ14世は自ら踊る程の熱中ぶりで宮廷バレエを繁栄させた。
ディアギレフのバレエリュス(ミハイルフォーキン、ニジンスキー、アンナパブロワ)

3.モダンダンス創世記
19世紀末までに300年の歴史を経て完成されたバレエの枠からはみ出る新しいダンスとして20世紀初頭に始まった。このダンスのモダニズムは、社会的、文化的拘束をより強く受けていた女性たちの、いわば近代的自我の目覚めによって推進された。

4.アメリカ人が始めたダンス
■イザドラ・ダンカン(Isadora Duncan, 1877-1927)ギリシャ彫刻や波や風などの自然からダンスを踊り、革新的な生き方や踊りを通してフェミニズムにも間接的に影響を与えた伝説の人となる。

■ロイ・フラー(Loie Fuller, 1862-1928)照明効果やシルク布などの衣装効果を演出し、同時代のアール・ヌーヴォーの芸術潮流と合致し、成功。

■ルース・セント・デニス(Ruth St Denis, 1879-1968)エジプト、インドなどオリエンタルな素材を用いたダンス、音楽の視覚化としてのダンスを考案した。舞踊団を設立して米国内からヨーロッパまで巡演し、神秘的なエキゾチシズムで人気を博した。1915年、テッド・ショーンと共にロサンゼルスでデニショーン・スクールと舞踊団を設立し、モダン・ダンスを確立。

5.デニショーン・スクール出身者の活躍

○マーサ・グレアム(Martha Graham, 1894-1991)はデニショーンを経て1923年に独立し、レヴューに出演した後、舞踊団を結成して公演活動とダンス教育を始めた。現代的、社会的なテーマや、ネイティブ・アメリカン、ギリシア神話などのモチーフを選び、その表現に叶う新たな技法を開発した。動きを生み出す腰、骨盤、呼吸を重視し、呼吸の際の体の緊張と弛緩を利用した「コントラクションとリリース」の技法によって、鋭角的で力強い動き、螺旋的、叙情的な動きなど多様な表現が可能となり、モダン・ダンスの第一人者となった。

○ドリス・ハンフリー(Doris Humphrey, 1895-1958)もデニショーンの出身で、1928年に舞踊団と学校を設立した。個人の表現を重視するグレアムとは対照的に、人間の対立をドラマティックに描くため、群舞に対位法的構成による複雑な振付を行ない、そのための技法として、オフ・バランスと重力を利用した「フォールとリカバリー」を考案した。舞踊団を引き継いだホセ・リモンは、さらにリモン・テクニックを考案した。

6.ドイツを中心にヨーロッパ人が始めたダンス
■エミール・ジャック・ダルクローズ(Emile Jaques-Dalcroze, 1865-1950)のリトミック(ユーリーズミックス)。1910年、ドレスデン郊外のヘレラウで開いた学校には、バレエ・リュスのセルゲイ・ディアギレフ、ヴァーツラフ・ニジンスキーの他、演劇家や作家、日本からは山田耕筰、伊藤道郎らが訪れて音楽と身体の調和的な運動を学び、ダンスへの応用が図られた。

■ルドルフ・フォン・ラバン(Rudolf von Laban, 1879-1958)はダンサー、振付家として活動した後、英国に亡命し理論家、教育家として多大な功績を残した。運動の動的、表現的性質を分析して理論化し、舞踊記譜法(ラバノーテーション)、エフォート等の概念、システムを開発した。

7.ラバンやダルクローズから育った人々
○マリー・ヴィグマン(Mary Wigman, 1886-1973)はダルクローズ、ラバンに学んだ後、代表作『魔女の踊り』に見られるようなグロテスクなまでに歪み、誇張された動き、仮面の着用や、無音楽舞踊、グループ・ダンス等によって人間の抑圧された感情、暗部をも表現した。1920年代にはドイツ各地とアメリカに学校を設立して新しい舞踊を牽引したが、ナチス政権との関わりから、戦後は不遇をかこった。

○クルト・ヨース(Kurt Jooss, 1901-1979)もラバンに学び、振付家、教育者として活躍した。一時英国に亡命したが、帰国後設立した学校、舞踊団から戦後ピナ・バウシュらが育つことになる。

○日本のモダン・ダンス(現代舞踊)は、開拓者の多くがドイツ表現舞踊に学んでおり、戦後はアメリカのモダン・ダンスの影響も受けながら発展し、現在も活発に活動している。


8.ポストモダンダンス
■マース・カニングハム(Merce Cunningham, 1919-)はグレアム舞踊団で活躍した後、1945年に独立した。グレアムとは反対に、動きを意味から自立させて、動きの選択、構成、配置をチャンス・オペレーションによる偶然性で決定し、動き、時間、空間を抽象的で均一なものとし、空間の中心(焦点)やクライマックス、フレージングなど習慣化された手法を越えることを目指した。また、動き、音楽、美術は、独立して共存するものと考えて創作過程を共有せず、本番の上演会場で初めて出会うようにした。この前衛的な方法を思想的にも支えたコラボレーターが、作曲家ジョン・ケージであり、その他デヴィッド・チュードア、ロバート・ラウシェンバーグ、アンディ・ウォーホール等のコラボレーターと共に、同時代の芸術に多大な影響を与えた。

■アルヴィン・ニコライ(Alwin Nikolais, 1910-1993)は、カニングハムと同様に物語性を避けて抽象化へ向かったが、音楽、美術、衣装、照明等を統合したスペクタクルなダンスを目指した。

■イヴォンヌ・レイナー、スティーヴ・パクストン、デヴィッド・ゴードン、トリシャ・ブラウン等が中心となり「ポスト・モダン・ダンス」と呼ばれる活動を始める。1962年にニュー・ヨークのジャドソン教会や劇場外での実験的な前衛的な試みでの公演。モダン・ダンスの慣習化された作品、劇場での上演制度、訓練されたダンサーの技巧性などを否定。美術、音楽のミニマリズムと共鳴しつつ、歩く、走るなど日常的な動きやタスクを用いてダンスを構成した。背景には60年代の公民権運動、ベトナム反戦運動など社会に対する異議申し立ての潮流があった
■コンタクト・インプロヴィゼーション。70年代に入ってパクストンがNYのギャラリーでのインスタレーション作品として始めたのがきっかけ。後にアメリカ国内外へ伝えられて様々に展開し、新たな振付手法として活用された。

9.ヨーロッパのシアターダンス、ヌーベルダンス
■ピナ・バウシュ(Pina Bausch, 1940-) ドイツのブッパタール舞踊団。ダンス・シアター。作品に単一のプロットはなく、時間の流れは非線的であり、空間上も同時進行的に様々なことが起こるため、構成はコラージュ、モンタージュとも称される。創作段階でダンサーは、バウシュの問いかけに対して個人の経験から素材を提供し、バウシュが取捨選択して構成する。安易な解釈を拒み、特定の意味に回収されない多義的で強く繊細な作品が、従来のダンスやテキスト中心の演劇、その他の芸術に与えた影響は非常に大きい。

フランス、ベルギー等の仏語圏では、80年代にポスト・モダン・ダンス、ダンス・シアター、舞踏の影響を受けて、新しいダンスが起こった。これを、ヌーヴェルダンスと呼んだ時期もあったが、現在では世界的なコンテンポラリー・ダンスの広がりを受けて、後者に含めている。

10.モダンバレエ
モーリス・ベジャール(1927-2007)フランスのバレエ振付家 20世紀バレエ団
イリ・キリアン(1947-)チェコ、プラハ出身モダンバレエ振付家 NDT
ウィリアム・フォーサイス(1949-)アメリカ人のモダンバレエ振付家フランクフルトバレエ団

11.舞踏
■土方巽(1928-1986)、大野一雄、笠井叡らによって60年代から始められ、従来のダンスにアンチテーゼを唱え、自ら舞踏(BUTHO)とジャンル付けした。ダンスの媒体である身体の物質性、原始性、猥雑さ、滑稽さなどを、反社会的、反近代的なテーマを用いながら呈示した。当初は同時代の前衛美術、音楽、文学、写真、映画等との協同によるハプニングの要素を含んだ幅広い活動が見られたが、70年代以降はジャンルとして確立されるに伴い、様式化の傾向も見られるようになった。80年代以降は、日本独自の新たな舞踊ジャンルとして世界的に認知されている。

12.コンテンポラリーダンス
■アンヌ=テレサ・ド・ケースマイケル(ローザス)、ベルギー。ミニマリズムに強度やジェンダー、音楽の構造を取り込んだ。
■エドゥアール・ロック(ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス)カナダ。過激でアスレチックな動きを多用してジェンダーを揺さぶる。
■マギー・マラン(フランス)身体の美醜、オブセッション等をユーモラスに描く
■ロイド・ニューソン(DV8フィジカル・シアター)イギリス。ステレオタイプ化された人間関係をリアルに、暴力的に描く。
■勅使川原三郎(KARAS)現在は日本の新国立劇場でも新作を発表している。

*********
2008.5.24 Odorujou作成
資料協力:稲田奈緒美(「土方巽 絶後の身体」著者)








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  1. 2009/06/15(月) 14:14:17|
  2. コンテンポラリーダンス
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日本のダンサー生活

先日、海外在住アーティストの話を聞こう会(6/3)に
出席された方は多少お分かりになられたかと思いますが
芸術先進国といえる国では、プロのアーティストっつうものが
存在出来るようなシステムがあります。

日本のダンス事情を考察するに
江戸時代からの市民の習い事やら徒弟制度などやら
古くからの風習の影響もあってか、
ダンスで食べて行く=教えで食べている
というのが現状ではないかと
思われます。

カンパニーと契約書を結び、
年間でサラリーをもらい、
踊る

ということができるためには、
どうしたって行政からのカンパニー支援がなければ
経営的に難しい。

興行として、業界が成り立ってないからです。

作品を作る為の場所代、人件費、制作費、それに加わる人々の生活費
などときちんと支払い、完成後にその作品が興行的に収入を生むということが
できないからです。

観客が少ない、作品を買ってくれる劇場がない、
創作に時間がかかりすぎるということが主な理由です。

基本的に、作品を見たいと欲している、
そういったダンスの存在をしっている人数が
極端に少ないから仕方ありません。

日本での主な情報源は学校教育か新聞、テレビ、雑誌。
そのどこにも露出していないのですから
当たり前といえば当たり前かもしれませんね。

ところで、公演では収入にならなくても、
ダンスのクラスの先生なら、定期的に講師料を得ることができます。
ダンスで食べている人々の大半はそれで生計を立てているといえるのではないでしょうか。
大学などの先生、または巷のダンススタジオの先生のお仕事です。
英語的に言うと「プロのダンサー」ではなくて「プロのダンスの先生」
という違いがありますが
日本の現状としては
「プロのダンサー」=「プロのダンスの先生」
これは、決して当人達の資質の問題なんかじゃなくて
業界や国が持つシステムの問題じゃないかと思います。

ただし日本でも、
芸術系ではなく、商業系ダンスは逆に確実に賃金が保証されます。

商業ミュージカルや演劇、キャバレー、コマーシャル、商業イベント、TVや映画。
ディズニーランドのダンサーもその類いです。

ただ、こういった分野でのダンスはストリートダンスやジャズ系が主流です。瞬間パンチ力に欠けるコンテンポラリーダンスが求められることはあまりありません。もっとつながっていけたらお互いに面白いことになるのではと思いますが。。

私も、お芝居やイベントや映像などのお仕事は好きです。
いつでもウェルカムです。
監督や演出家から頂く、普段と全く違う視点からのオーダーで
ダンスを作るという面白さがいいです。


ただし、私の場合はフリーランスでの活動で、
営業や広報が全くできていませんので、
何事に置いても、仕事をgetするのもkeepするのも、
看板なしでは、なかなか難しいものがあります。

例えば、確実にお金になる、いわゆるメジャー系のお仕事の大半は
そちらの世界で営業をやってくれる所属事務所やマネージャーが
ついていないとなかなかお仕事は回ってきません。

コンテンポラリーダンスの世界では、複数のアーティストを抱えて営業してくれるエージェントはほとんどないです。業界で活躍しているダンサーの教えているクラスの生徒になって、弟子として踊り手としても人間としても、そこと信頼関係が生まれれば、その先生や振付家からアシスタントとしてお仕事が回って来ることはあるかもしれません。その先生のマネージャーさんがついでに面倒みてくれることもあるかもしれません。
そんな子弟関係のない、独りぼっちの人間が、蚊帳の外から見ている限りでは大体そんな印象を受けます。


他には、最近では、子どもの少子化に加えて、
高齢化、地方活性化などに取り組む行政が増えています。
そうした部分を豊かにする為の
ワークショップと称する短期集中型の体験クラス
といったプロジェクトがあちらこちらで起こり始めています。

そこには教育という名目で予算が十分に降りて来るので
ワークショップの講師で食べて行けている人々も
増えつつあります。

こちらも「先生」の一種には変わりませんが
社会的に存在が認められて来たことの現れとしては
うれしい現象です。

ワークショップ講師となった時に
何を教えて行けるのか
どれだけ自主性や創造性の種を植えられるのか
これは、実は今後の展開にとても重要なことです。

「自分="先生"のスタイル」を踏襲させる
というワークショップばかりが普及してしまうと
結局は、再び従来の子弟制度的な風習に逆行してしまう危険性があります。

スタイルを習うことと創造性を養うことのバランスですね。


ダンサーも先生も、一般の人々、そして行政や企業の人々も
それぞれの立場で、創造的な活動ができるような世の中になると
いいなあと心から思います。

皆さん、がんばっていきましょう。












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  1. 2008/06/16(月) 10:53:28|
  2. コンテンポラリーダンス
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コンテンポラリーダンス入門講座原稿

コンテンポラリーダンスを知らない日本の老若男女対象入門講座原稿です。専門的に記述漏れカンパニーは沢山ありますが、大枠でとらえ、なるべく把握し易くなるよう心がけました。
見ぶり手振り、踊り付きで上演致します。 
原稿執筆にあたり、ご指導くださった鳥取大学佐分利先生、御茶の水大学片岡先生、慶応大学石井達朗先生、稲田奈緒美氏、桜井圭介氏、乗越たかお氏、他皆様に深く御礼申し上げます。

尚、これはあくまでもショウイング用のテキスト素材ですので、ご了承下さい。


初演:2008年6/1 鳥取大学 予定 
出演:松本大樹、JOU
音楽:松本充明
*************
01 A コンテンポラリーダンスって何? どんなダンス?

02 B 直訳すると「現代の」とか「今まさに起こっている」。つまり、今の時代に即した現在進行形の、新しいダンスです。大まかな歴史の流れとしては、バレエ、モダンダンス、そしてその先のダンスです。

03 A ふうん。バレエって、白いチュチュとか着て、王子様とか、お姫様とか、妖精みたいに踊るダンスでしょ?
→バレエの振り

04 B 最初のバレエは、16世紀に、イタリアで生まれた後、フランスを中心に、ヨーロッパの王族の余興として発展しました。日本の伝統芸能、歌舞伎も、400年の歴史ですが、歌舞伎は、王様のための余興ではなくて、江戸の庶民の余興でした。
→バレエ、歌舞伎

05 A へええ。歌舞伎とバレエの歴史が、同じくらい古い、ってすごいね。
→バレエの型と歌舞伎の型
でもじゃあ、モダンダンスって、バレエと、どう違うの?

06 B モダンダンスは、ざっくり言いますと、20世紀の始め頃生まれた、アンチバレエのダンスのことです。

07 A アンチバレエって?

08 B 例えば野球で、アンチ巨人とは、巨人ファンではない、むしろ巨人嫌いということですね。ですからアンチバレエとはつまり、長い歴史の中で作られた、バレエの厳密な動きのスタイルや、お姫様などの古典的な女性キャラ、といったことを否定したのです。そして、新しく、自分のスタイルで自由に踊り始めたのが、モダンダンスの始まりです。当時は時代的にも、王様の政治から、民衆が中心の時代へと変わっていったので、まさに、当時のコンテンポラリー=同時代的な、現在進行形のダンスだったのでしょう。

09 A それが、イザドラ・ダンカン!
→イサドラダンカンの振り

10 B アメリカ人のイザドラダンカンは、トウシューズを脱ぎ捨て、裸足で、自分流のダンスを始めた先駆者の1人。ですが、母国アメリカでは、今イチで、1900年に、ヨーロッパへ渡って、大成功しました。ダンカンの他にも、フレアーのドレスを効果的に使ったルイ・フラーなどがいました。
とにかく、ダンスと言えば、バレエか、宗教儀式や、お祭りで踊るような、民俗ダンスしかなかった時代に、自分なりの踊り、を成功させたってことは、当時としては、革新的なことと思われます。
→ルイ・フラーの振り

11 A ヨーロッパの民俗ダンスって、フラメンコとか、コザックとか、でしょう? 
(インドダンスやベリーダンスとか)
→フラメンコとか、コザックとか

12 B はい。モダンダンスは、アメリカ人以外でも、ヨーロッパ、オーストリーハンガリー帝国生まれのルドルフ・ラバンがいます。彼は画家を目指して、放浪し、感情と動きの関係や、舞踊譜=ラバノーテーション、などの研究をしました。後に作った舞踊の教育センターからは、優れた弟子達を育っています。このセンターが、後のロンドンのラバンセンターです。

13 A ちょっと知ってる。ラバンの空間分析って、面白いよね。彼が言うように、自分の身体を中心軸にして、前,横、後って、空間を区切って、幾何学的にイメージすると、同じ動いていても、感じが全然、違うよね。
例えばこうやって、ただやみくもに、腕で八の字回すのと、この動きは、斜め上のポイントから、斜め下のポイントを通過して、こっちの斜めのポイントへ移動する、とか意識しながら、動くのとさ。
→ラバンの空間分析ラバンキューブ20面体

14 B ダンカンは、自然から起こる感覚、感情、人間の内面から出る動きから踊りを作りました。ラバンは、感情と動きの関係を科学的に調査し、動きを分析し、踊りを外面から捉えようとしたのです。

15 A 内側からのアプローチと、外側からのアプローチと、それぞれ違うけど、どちらも、今までのバレエの、お決まりパターンから外れて、もっと生身の人間としての、心と身体の動き、というダンスが生まれていったのかな。

16 B はい。そして、ラバンやダンカンから刺激を受けて、新しい世代が育ちます。1930年代、ラバンの弟子、マリー・ウィグマンや、クルト・ヨースが、ドイツにダンス学校を作りました。

17 A ウィグマンは、魔女の踊りの人だ
→魔女の踊り

18 B ウィグマンの踊りは、ノイタンツと呼ばれ、内面の力強い衝動が表現されています。これには、第一次世界大戦の影響も反映されたと言われています。自分の強い感情が、動きになっていく、という点において、内面からのアプローチダンスの、第2世代といえます。そして、同じ頃、ルースセントデニスとテッドショーンは、二人でアメリカにダンス学校を作りました、かの有名なマーサグラハムが学んだ学校です。

19 A グラハムって、コントラクションと、リリースの人だね。グラハムはじゃあ、内面系モダンダンスの、第三世代と言えるのかな? ダンカン、ウィグマン、グラハム。
→グラハムテクニックの動き

20 B そういうくくり方も、ありますね。グラハムは、アメリカを拠点に、当時のモダンダンスの主流となりました。テクニックと、作品性と、両方において、当時の舞台芸術に大きな影響を、与えた人です。ただ、そうやって、グラハムのダンス=モダンダンスとなってしまうと、今度は、そこにはない、新しい動きも出て来るものです。彼らは、グラハム的世界観、ドラマチックな内面性から外れて、淡々とした日常的な動きを、踊りとしたりしたのです。
→ミニマリズムの動き

21 A ジャドソンチャーチっていう、NYのダウンタウンにある教会へは、行った事あるよ。今でもそこで、毎日いろんな人のオープンクラスをやったり、パフォーマンスをしたりてる。そうやって、発表したり、習ったりする拠点が継続的にあると、いろんな人が育っていけるよね。当時は、劇場の外の日常空間で踊るという試みが盛んで、教会という場所もそのひとつだったんだ。それから、身体に気持ち良い動き系、リリーステクニックもその頃から発展していった。
→リリースの動き

22 B 当時、もうひとつの流れで、バレエのテクニックを、機械的に踊る、ということも起こって来ます。

23 A マース・カニングハムだね。ジョン・ケイジの音楽とかで。ジョン・ケイジって、無音だって演奏だ、とかいって何も演奏しない音楽コンサートをしたりした人でしょ。そんな人の音でダンスを試みたなんて、すごいね。
→カンニングハムの動き

24 B カニングハムは、元々グラハムカンパニーで踊った後、独立しました。当時グラハム表現の主流であった、内面の感情や、物語性、を全く否定したこと、バレエのテクニックを情緒的ではなく機械的、無機的に踊らせたこと、などなどそれまでにない方向性を作り出した人です。

25 A うわあ~もしかしてアンチグラハムってやつ? 後から出て来る人は、常に、前に活躍してる人のアンチを求めるのかなあ。

26 B 歴史というのは常に螺旋のように繰り返されると言われています。前の世代の誰かが始めたスタイルを、さらに工夫して、深めたり広めたりする人と、前にあるものの反動で、全く違うスタイルを探そうとする人と。グラハムを内面からのダンスとすれば、カニングハムは形、外からのアプローチによるダンスだし、時代的に、ドラマチックな世界観という作品傾向が強くなると、次は日常的な世界観みたいなものが出て来たりするのです。

27 A 何かひとつのスタイルが、すっごいパワーで広まりすぎると、必ず後でアンチ派が出て来て、自然にバランスを取ろうとしていくものなのかな?

28 B 60年代70年代になると、ついにはモダンダンスが、バレエ界に逆に影響を及ぼす程になってきます。
フランス人のモーリス・ベジャールは、哲学者の父を持ち、自分はバレエの世界に入り、1959年に「春の祭典」1960年に「ボレロ」を発表して、当時としては革新的な、現代バレエ、モダンバレエの世界を作り上げました。
→ボレロとか

29 A 去年、2007年だっけ? ニュースで訃報が流れていたね。80歳だったかな。1960年にベルギーの支援を受けて、「20世紀バレエ団」を作った人だって。

30 B 実は、ベジャールの20世紀バレエが始まった1年前、1959年に、オランダの国立バレエ団から、18人のダンサーが退団して、バレエの社会的な序列がない、全員横並びのダンサーカンパニーを目指してネザーランドダンスシアターを作っています。

31 A 知ってる。NDTって呼ばれてるよね。

32 B 彼らは、スタジオもスポンサーもない状態からスタートしたのです。

33 A そんなの、日本では、当たり前に思うんだけど?

34 B ヨーロッパの多くの国では、国立バレエダンスカンパニーが、必ずと言っていい程、あります。振付家もダンサーも、国からお金をもらってダンスだけで生活できるシステムがあるのです。バレエだけでなく、コンテンポラリーダンスでもそれはあります。例えばフランスでは、国立振付けセンターが20箇所あり、各センターでは、コンテンポラリーダンスの振付家が、芸術監督として活動しています。

35 A ふううん。そうなんだ。日本じゃ考えられないな。1つのカンパニーで踊るだけで、生活できるなんて。大体のダンサーは、いろんなところで踊ったり、クラスを教えたり、他にバイトしたりしながら、踊ってるから。

36 B 日本でも、フルタイム行政支援のコンテンポラリーダンスカンパニーは存在します。現存しているのは、2004年に発足の、新潟の劇場を拠点とした金森嬢のnoismだけですが。
→noismの振り

37 A ヨーロッパでは、そういう公立劇場の専属カンパニーが70-80年代、つまり20ー30年前から始まっているんでしょ。日本と比べると、すごい差だね。

38 B もちろん、小さなカンパニーもありますが。で、NDTは、最初は財政なんだし、なかなかふるわなかったんすが、70年代になってようやく、新しく入った、チェコ、プラハ出身のイリ(イジー/イルジー)・キリアンが振付を始め、才覚を現して、すっかり有名カンパニーにのし上げたわけです。彼は、グラハムテクニックとバレエを学んだ後、イギリスのロイヤルバレエを出た人。言ってみれば現代バレエというか、バレエを基礎テクニックとしたモダンダンス作品ですかね。
→NDTの振り

39 A バレエからはみ出して生まれたモダンダンスが、今度はバレエを呼び寄せちゃうわけですね。面白いね。

40 B はみ出した、といえば、日本でも、1959年に土方巽という人が、大野一雄らと一緒に、モダンダンスや現代舞踊からはみ出し、舞踏という名のジャンルを自ら作り、異色の作品を発表し始めました。

41 A 日本では、戦後、ドイツのウィグマンに習った先生が、モダンダンスを教え、現代舞踊協会を作っていったらしいね。そこからからはみ出て来た舞踏には、アンチ・モダンダンス、アンチ・西洋、という意識があったんだって。なのに今では、西洋で舞踏の評価が高いんだから、面白いよね。舞踏って例えば、背骨をすっと伸ばして踊るバレエや、モダンダンスと違って、こんな風にグロテスクな奇妙さで動いたりする。
→舞踏の振り

42 B 少し飛びますが70年代はアメリカで、コンタクトインプロビゼーションという流れも出て来ます。

43 A 相手の身体を利用して動く接触型ダンス、パートナリングダンスだよね。
→コンタクトの動き

44 B アメリカからヨーロッパへ渡って成功した初代と、ヨーロッパからアメリカへ渡って学校を作った次世代が、3代目のグラハムを生んで、グラハムを学んだ第4世代が再びヨーロッパへ戻り、花開くのが70年代80年代でもあります。

45 A これって、2つの大陸移動というハイブリッドだよね。

46 B そこには、日本でも有名な、ピナ・バウシュもいる。彼女もNYで学んでドイツのウッパタール舞踊団に入って、振付で有名になった1人です。この人の世界観は、グラハムやウィグマンのように、内面の感情みたいなのが沸き上がって来る感じします。
→ピナバウシュの動き

47 A それ以外のハイブリッドとしては、バレエテクニックとラバンの空間分析の応用を使って、自己流の動きのシステムを作っていった、ウィリアム・フォーサイス。彼は、外からのアプローチで身体を動かしてる感じ。しかも、複雑で面白い。身体的な法則性とか。
→フォーサイスの9ポイント

48 B 80年90年になって、カナダでも、コンテンポラリーダンスカンパニーができて来て、例えば、こんなのとか
→ラララの動き

49 A エドワード・ロックのラララ・ヒューマンステップスだ!

50 B あるいは、こんなのとか。
→マリーシュイナールの動き

50 A マリー・シュイナール!

51 B 他には、映像技術が普及して、ビデオダンス作品を積極的に作るカンパニーも出て来ます。ベルギーでは、ブリュッセルの王立劇場カンパニーのローザス。

52 A 昔の学校みたいな雰囲気のある大きな建物の中で、女性が、スカートにシューズで、カッコ良く踊ってるやつだよね。時代を反映した、フィジカルでカッコ良い、女性らしさが表現されていると思った。
→ローザスの振り

53 B フランスでも、サーカスの技術とモダンダンスのハイブリッドでもある、フィリップ・デュクフレ。

54 A デュクフレって、フランスのアルベールビルオリンピックの、開会式の振付した人でしょ? 
→デュクフレの振りあるいは映像

55 B フィジカルシアターですが、イギリスのDV8とか。

56 A DV8は体操出身で、アクロバティックで演劇性のある動きをする人達だよね。
→DV8の動きあるいは映像

57 B 日本人のグループの、ダムタイプは、劇場全体に映像を映写したりしました。こちらは、沢山の分野ハイブリッド。京都の芸術大学の建築,美術、デザイン,音楽、いろいろな分野の学生達が集まってできた集団。メディアアートっちゅうの。彼らはフランスで評価されて、ヨーロッパで有名になったことで、日本に逆輸入されたという経緯がある。

→ダムタイプの音?あるいは映像

58 A 2国間ハイブリッドだね。他には、舞踏の山海塾とか、マイムからダンスに入っていった、勅使河原三郎とかも、最初にヨーロッパで評価されたんだって。評価のハイブリッドっていえるのかな? なんか、モダンダンスやコンテンポラリーダンスって、ハイブリッドの繰り返しでもあるんだね。でも、どの時点から、コンテンポラリーダンスと呼ばれるようになったわけ?

59 B 20世紀始めに起きたモダンダンス、その後はポストモダンダンス、ヌーベルダンスなどと呼ばれながら、常に今までにない、自分流の、新しい表現方法を探し続けているうちに、いつの間にか、そう、たぶん80年代90年代位から、中でも新しい時代の匂いのするダンスのことを特に、「コンテンポラリーダンス」と呼ぶようになり、呼ばれるようになった、と言えます。

60 A 音楽でも美術でも、確かに、アーティストは、勝手に作品を作っているだけで、後からジャンル分けされてくっていうよね。ダンスもそれと一緒なのかな。でも、なんか、こうやって、歴史の流れを聞いてると、10年とか20、少なくとも30年ごとには新しい風潮というか、スタイルが出て来て、呼ばれ方も変わって来てる?

61 B そうかもしれません。自然的に、人生において世代交代していく周期とも合ってるのかも。

62 A で、80年代位から、コンテンポラリーダンスが始まったのだとしたら、今は2008年でしょ。もう30年。

63 B そろそろ、新しいハイブリッドから、新しいダンスが始まって、新しい呼び名でジャンル分けされていく時期でしょうか?

64 A えええ?! コンテンポラリーダンスって何なのか、まだよくわからないうちにっ?  そりゃまずいなあ。いや、別に、それでも良いのかもしれないけど。いやいや、で、さ、結局、「コンテンポラリーダンスって、何?」と、誰かに聞かれた時、なんて説明すればいいわけ?

65 B その前に、ダンスとは、「言葉で説明し切れない人間の心のすき間を埋めてくれる表現芸術のひとつ」
とも言えます。その中で特にコンテンポラリーダンスとは、何ぞやと言うとすれば、「従来のスタイルや、ルールに囚われないで、自分の個性や感性、自分なりの視点や身体能力を、表現作品の中で、自由に駆使し、膨らませていける、なんでもありのダンス」です。

66 A 「なんでもあり」っていうところが、確かに今の時代っぽいかもね。でもさ、ルールや規制がないって、逆に自由過ぎて、どうしていいかわからなくて、困っちゃう。、。、何が面白いか、、はっきりとわかんないような気がするし。第一、よく知らないダンスの世界なのに、自分の感想に自信なんて、持てないよ。

67 B 例えば、面白さとは何でしょう? TVのお笑い的に、笑える面白さというわかりやすい面白さもありますが、実は、人それぞれにおもしろツボは違うのではないでしょうか。

きれいな瞬間とか、気持ち良さとか、身体の動きのカッコ良さとか、逆に得体の知れない奇妙な動きとか、子どもが遊ぶ時のような、ワクワクした解放感とか、何が起こるかわからない不思議さとか、自分の日常や人生と、何かしらリンクして、心にひっかかる瞬間とか。目からウロコの発見とか。それは本当に、人それぞれ。人の数だけ違う、ということはある意味、人生と一緒なんです。

68 A へええ、人生っすか?

69 B 言葉で説明したり、具体的な台詞がない分、自由に、自分勝手に解釈できるのが、ダンスの一番の面白さです。それに、好きも嫌いも、どうしてそう思うのか、自分なりに考えてみたりすると、意外と、自分では気がつかなかった発見が、日常生活や人生につながっていったりもします。人間というものは、自分が普段心の中で、意識していることにまず、注意がいくのですから。その感想を通して、日々無意識に、自分が知っている文化や、社会や、経済や、日常生活、自分の周りの人間関係や、感情なども含めた、多面体の自分と、自由に遭遇できる醍醐味が、ダンスにはあるのです。

70 A それは確かに、そうだね。それに、意味なんかなくても、目の前で、生きてる生身の人間の身体が動くって、それだけで確かに、「コンテンポラリー」の言葉の意味そのものだね。コンテンポラリーの和訳は、「今、まさに起こっている」、「今現在の進行形の」、だったよね。

71 B 最初に戻りましたね。

72 A そう、最初に戻った。で、結局の所、「今、まさに生きてる、命のある身体の動き」が、コンテンポラリーダンスってことなのかな?  コンテンポラリーダンスって何? という質問の答えは、もしかしたら、「今の時代の心のすき間って何?」ということの答えでもあるかもしれないし、、とにかく、自分なりの解釈と言葉で、定義しちゃっても、別にいいわけだよね。

73 B そう、その通りです! 良くできました。 そういう自発的な姿勢が基本です。

74 A 何事も自分任せの自分次第ってことの極みっすね、コンテンポラリーダンス。

TEXT by JOU 2008.5/24

*************
とまあ、取りあえず現時点では以上ですが、専門の皆様、過不足,ご意見アドバイスなどありましたらご指導の程どうぞ宜しくお願い致します。









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  1. 2008/05/21(水) 22:04:20|
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コンテンポラリーダンス流通事情

日本のコンテンポラリーダンス流通事情を私なりに整理してみました。
************
踊り手がアーティストとして市場に出回り、
皆さんの目に触れるには
劇場制作者やイベントプロデューサーの目に留まって
彼らの主催するダンス公演に参加できるように
ならなければなりません。

日本で一番手っ取り早く目に触れるには
コンクールやアワードに出場することですが、
実は、その舞台に上がる前には、小さな会場でもなんでも
とにかく、応募できる作品を上演していなければなりません。

あるいは、運が良ければ、自分の営業をしてくれ
尚かつこの業界の人間事情に詳しい駿腕マネージャーが
貴方をきちんとそれなりの公演場所へと押し出してくれるでしょう。
が、、、そんな人いたら、私も出会いたい♪

最初の作品の上演のやり方としては、
1。自腹で会場を借りて自主公演する
2。友人知人、あるいは先生の発表会などに便乗して上演させてもらう
3。チケットノルマ(事前にある枚数のチケットを出演者が買い取るシステム)制の
オムニバスダンス公演(ノンセレクション)に参加する

が、最も一般的な入り口であると言えます。
ノルマ制のオムニバス公演としては、都内では、セッションハウス、STスポット、DANCEPAS、ノマドなどがこれまでダンス作品の入り口を作って来ました。ニブロールが横浜に6月オープンするダンススタジオも、おそらく、この既存のシステムの中に入り新しい場所を提供する、ということになっていくでしょう。

こうして、チケットノルマ制、あるいは参加費分担制のオムニバス公演を経た後は、自らカンパニーを旗揚げし、あとは、とにかく思いつく限りのいろんな財団や企業メセナが募集している公演助成金なんかに応募し続けながら、自分たちで劇場を借りて、公演を続けていく。そんなことが延々と続きます。
新しいところでは、最近、全国ネットワークを急速に広げつつあるJCDN(ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク)の主旨に合った作品であれば、自ら公演企画なぞしなくても、年に1回はの国内循環ダンス公演「踊りに行くぜ」にて上演させてもらえたりもします。でも、ラインナップを見ると、やや地方寄り、かな。関東東京地区の人口密集地域のダンサーにとってはツライ感は拭えません。まあ、JCDNは京都が本拠地だから関西情報に厚いし、国内バランスとろうということもあるのでしょうが。。

特殊なケースとしては、新潟のnoismのような、完全雇用制のダンスカンパニーに所属して踊るとか。
あるいは、これまでも一般的なケースとしては、完全雇用ではありませんが(つまり、それだけで食べてはいけませんが)、カンパニーダンサー募集とかいう時に運良く採用されれば、そのカンパニーが公演する時にいろんな舞台で踊れたりもします。
ただし、こういう公演に参加する場合は、主催者事情により、ギャラが出る場合もありますが、逆にノルマチケット負担がある場合もあります。

踊るということ、もし日本でやっていきたいなら、いろんな人と関わったり、使われたりしつつ、是非一度は、自分らのお金と労力で自主公演なんざ経験してみると、舞台で踊るその足下なんかが見えてきて、いいかもしれません。

こうして整理してみると、明らかに
「生活費どうしてるんだろう?」
という疑問が浮かんで来るような業界状況ですが、
それはまた別の機会に。

現存の日本のコンテンポラリーダンス流通システムって、こんな感じかなあ。
ご存知の皆様、どうでしょう?
過不足あれば、ご指摘下さい。









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  1. 2008/05/19(月) 22:33:27|
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プロフィール

odorujou

Author:odorujou
コンテンポラリーダンス作家
振付家/ダンサー
Odorujouディレクター
2009年ソウル国際振付ファスティバルにて、外国人特別賞受賞。

■ダンサー/振付家■
「長い手足、自由度の高い身体、それを繊細にもダイナミックにも動かし、半径1mの円の中で踊り続けて飽きさせない身体のボキャブラリーを持っている。なのに、いきなりマヌケなネタを平気でかます面もあり、気が抜けない」(乗越たかお著:コンテンポラリーダンス徹底ガイド)

■プロデュース■
「Odorujou」時々主宰。すなわち、わくわく心躍る企画担当。「個性ある身体」を起点に、皆さんの問題解決や目標に向けて真剣に取り組み、社会貢献を目指します。
創造的身体資源の開発と芸術文化環境の向上は、世に恩恵をもたらし、個人のより良い生活と、豊かな社会作りができるのではないか?

身体不在の現代社会において、コンテンポラリーダンスが包有する、社会にもたらすであろう様々な有益な可能性と、その価値を信じて活動中。

■芸術環境向上企画■
海外の話を聞く会
http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-category-8.html
こんなことやってみました。
Independent Artists Japan TPAM2010
http://artistsjapan.blog29.fc2.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/dancartscom

■願望
週末はひっそりとする東トーキョー暮らしを愛おしく思う。温泉&旨いものツアー希望。



■WSクラス講師■
基礎身体能力の開発や、即興(インプロ)、コミュニケーション学習、コンテンポラリーダンスなど、様々なアプローチから提案するクリエイティブなWSは、主催者側の要望に添ってオーダーメイドで作成され、語学力と柔軟な発想力にて随時対応可能。
WS対象は、ダンサーやアーティストはもちろん、ダンス未経験の老若男女、学生、子ども、日本人から外人(英語圏)まで、自分のダンスを踊りたい人、人とのコミュニケーションを楽しみたい人、、どなたでも大丈夫。

■クリエイション■
ソロパフォーマンス、コラボレーション、グループ作品の上演、振付なども随時対応。

■最近多く担うお役目
何かと何かを繋ぐ。
全体の中でバランスを取り、足りないものを提供する。
場を浄化させる。
物事を前向きに進ませ、発展させる為の介助。


■お問い合わせはこちら
OdorujouまたはJOU宛にどうぞ。
odorujou@yahoo.co.jp
http://odorujou.net

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